「何だってーー早く戻らないとまずい」
「駄目ですよ。兄さんにはエリカさん個人に対しての友達になってもらうので」
「きゃああああ。助けてくださーい」
!!
飛鳥がそう言った直後、屋根から落ちたエリカが直哉に向けて突撃をくらわした」
「グッガハ」
「何で普通に来れないのこの人は・・・」
そして直哉は気絶した。
「アイタタ。ごめんなさい大丈夫です・・・死んでる嫌ーー」
エリカは気絶状態の直哉を見て、死んでると勘違いをして一目散に逃げだした。
少し時を進めて・・・
そのころ大神は、グラン・マのエリカを、切り捨てる発言を聞き、苛立ちを感じつつも、突然の雨の為自分のアパートに戻ると、そこにはずぶ濡れのエリカがいた。
エリカはさくら達のところから直接来ていた為大神が戻るまで、雨に打たれていた。
そして、大神はそのままエリカを部屋に入れて、一晩泊まらせたのだった。
そして翌日・・・
大神とエリカは緊急通信を受けて、シャノワールに向かった。
「支配人遅くなりました」
「来たねムッシュ」
「今度の敵は誰なんですか?」
「間もなくシャノワールにナーデルがやって来る。ムッシュ出撃命令を出すんだよ」
「しかし・・・」
「大丈夫や大神はん光武Fは、生まれ変わったからな」
「紅蘭間に合ったのか」
「勿論や」
そして大神達は、新型霊子甲冑に乗り出撃した。
シャノワール前・・・
「また性懲りもなく、出てきたなナーデルちゃんよ」
「ロベリア今度は、負けないわよ」
「今回も同じ、目を見せてやる」
「来なさい、私の蒸気獣ノクテュルヌ2よ」
ナーデルは、自身の蒸気獣を召還し、そしてポーンも大量に召還した。
そして戦いは始まり、戦いはナーデルの敗北となった。
「何よその新型、私は知らないわ」
「あん、お前捨て駒にされたんじゃないのか?」
「嘘よ、嘘よ」
「いえ真実ですよナーデル。そしてさよなら」
「ガフッコルボー」
ナーデルは、コルボーによって倒された。
「さて始めましょう。巴里華撃団第2幕を」
「コルボー貴様何故仲間であるナーデルを何故殺した?」
「私は、公爵様から受けた命令を遂行したまでです」
「何だと!!」
「ナーデルと言う女には、公爵様もそれほど期待してませんでしたが、まさかこんなに嬉しい誤算があるとはね」
「嬉しい誤算だと?」
「そうです行きなさいポーン共!!赤い機体の堕ちた天使を集中攻撃をするのです」
ポーン達が、出現しエリカの光武F2を攻撃し始めた。
「キャアアア、どうして、光武動いてくれないの?どうして」
「いかん皆エリカ君を守るんだ!!」
「「「「了解」」」」
「哀れですね、動けない者を守るとは、巴里華撃団は弱者と言う事ですね」
「何だと!!」
「さあ行きますよ、出でよ我が蒸気獣セレナード2巴里華撃団にトドメをさしますよ」
「クッこのままでは」
「如何するの?イチロー」
「大神さん指示を」
「隊長!!」
「おい如何するんだ隊長よ?」
「大神さん皆逃げてください」
「エリカ君諦めるな」
「でもこのままじゃ・・・」
「さあ死になさい巴里華撃・・・」
その時蒸気獣セレナード2を1人の少女によって行動不能にまでさせられたのだった。
「あーあ人違いだったかまあいいや。邪魔な烏は黙らせたしね」