新たな融合世界   作:真宮寺さくら

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響と大神が出撃後のシャノワールにて

「俺と彼女はその時に出会い助けて貰って、それから帝国華撃団と必要な時に協力をしてたんですよ」

 

「成程その特殊遊撃部隊は、帝国華撃団とは別の組織と言う事かい?」

 

「ええ、そうですよもういいですか?早く行かないと人がたくさん死にますけど」

 

「ああすまない」

 

そして大神と響はシャノワール地下司令室を出て凱旋門に向かった。

 

「グラン・マあの子が言っていた特殊遊撃部隊とは何なのだ?」

 

グリシーヌが、グラン・マに聞く。

 

「すまないねグリシーヌ私も特殊遊撃部隊の存在は全く知らないんだよ」

 

「何だって」

 

「お困りのようですねグラン・マ」

 

その時迫水大使がシャノワールの地下司令室にやって来た。

 

「ミスター迫水は、特殊遊撃部隊の存在知ってたのかい?」

 

グラン・マが迫水大使に聞く。

 

「ええ、と言っても一度大神君の資料を得るために帝都に戻った時ですけどね」

 

そして迫水はその時の事を話し出した。

 

「巴里にいる筈の迫水さんが帝都に戻っている理由は、巴里華撃団の隊長に大神一郎さんにして貰いたいと思っているんですか?」

 

 

「ああ、私としては巴里華撃団の隊長は彼しかいないと思っているさ」

 

「そうですか、ですが今彼の所属は帝国華撃団ですが、その帝国華撃団は太正15年3月から特殊遊撃部隊の一部となったので、残念ですけど帝国海軍等を使わないで直接こちらに連絡してくださいね。迫水さん」

 

 

 

「そんな馬鹿な、いくら何でも軍の部隊を吸収したと言うのか?君は」

 

「正確には僕は、紫藤桜花の指示通り、今月から帝国華撃団を特殊遊撃部隊の一部として運用するんですよ」

 

!!

 

「成る程君は桜花さんの後継者なのかい?」

 

「ええ、後継者と言うより自分としては、引き継いでいると言う感じですね」

 

「成る程なら、特殊遊撃部隊総責任者の紫藤直哉殿、大神一郎君を巴里華撃団に、移籍させてくれないか?」

 

「迫水さん。今月は無理です。大神さんには特殊な任務を実行してもらっているので予定では4月には終わる予定なので4月になり任務が終わった後なら構いませんよ」

 

 

「大神一郎さんの巴里華撃団隊長としての着任を」

 

 

 

本当かい?しかし君達は大神君に何をさせているんだい?」

 

 

「ああ、これは大神一郎さんの希望なんですよ。今彼が行っている事は」

 

 

「大神君が希望していた事だって」

 

 

「ええ詳しい内容は,個人のプライベートな部分のお願いなので言えませんが」

 

 

「ああ、そこまでは聞かないよ。安心してくれたまえ」

 

 

「そう言えば迫水さん。大神さんの資料は巴里の方にあるんですか?」

 

 

「それが向こうには何故か大神君の資料がないんだよ」

 

 

「今回はその件もあってこっちに来たのさ」

 

「そう言う事でしたらすみません。基本的には、特殊遊撃部隊に所属する者の情報は開示はされないので」

 

「成る程、そう言う事だったのか」

 

「そう言う経緯で特殊遊撃部隊の存在を知ったんですよ」

 

「成程ね、ミスター迫水貴方の力でカルマールの秘密兵器を破壊するまで特殊遊撃部隊と協力体制を取れるように出来ないかい?」

 

グラン・マが迫水に言う。

 

 


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