管理者の神殿にて・・・
「あら響に大神どうしたの?」
「トワさんまた仕事をサボりましたね」
「ギクッ何の事かしら私はちゃんとリボルバーキャノンを使えるようにするから・・・」
「・・・だったら早くしろ―」
「え、どういう事?そんなに進んでるの?」
「「「「「「何だあれは」」」」」」
「まあ良い、巴里華撃団の諸君、ここまでよく戦った。だが、私の勝ちだ、今から貴様等の守ってきた街、巴里を消す」
放たれたオプスキュールのビームによって、一瞬にして巴里の半分が焼け野原と化してしまった。
その一部始終を見てしまった巴里華撃団隊員5人は、カルマールと戦う前に、心が折れかけていた。
「ムッシュ一時撤退をしな」
「しかし」
「冷静に考えな、今の状況で満足に戦えるのかい?」
「いいえそれは無理です」
そして、全員体制を整える為シャノワールに戻った。
「嘘、こんなに本編がスムーズに進むなんて・・・もう少しサボれると思ったのに」
「そう言う事で特殊遊撃部隊は巴里華撃団と怪人達の戦いにかいにゅうしますから」
「え、それはやめて・・・」
「は、何て言いました?」
「だから干渉はしないで・・・」
「・・・待っておくれ」
直哉が、シャノワールの地下司令室を出ようとした時グラン・マが直哉を呼び止めた。
「何でしょうか?ライラック婦人」
「お願いだよ。特殊遊撃部隊に巴里華撃団に協力してほしいんだよ」
「ふむ・・・協力ですか?しかし内容によりますね」
「受けるか受けないかを決めるのは」
そしてグラン・マが話し出す。
「今のあんた達では、オプスキュールにも、あのイカ公爵にも勝てないだろうね」
「勝てるとしたら、帝国華撃団だけだろうね」
!!
「ムッシュ帝国華撃団には、空宙戦艦ミカサがあるんだよね」
「ええ、ありますがそれがどうしたんですか?」
「ああ、現状の巴里華撃団の装備の中に、カルマールの秘密兵器に対応できる装備が未完成なのでね」
「「「「「そんな」」」」」
「それじゃあ僕達何も出来ないまま負けるんだ」
コクリコがそう言う。
「成程ですがグラン・マ正直に言いますが、帝国華撃団にミカサを借りれたとしても実際にカルマールの秘密兵器の本格的な攻撃が始まるまでに到着出来るかわかりませんが」
「ああ、そっちの問題があったね」
「そう言う理由で、カルマールの所まであの子達を連れて行く手段がないのさ」
「ふむ・・・そう言う理由でですか」
「そちらの事情はわかりましたが、正直厳しいですね特殊遊撃部隊が協力するには」
「何故だ帝国華撃団との共闘の時と一緒ではないか?」
「いえ違いますね帝都の時は、明らかに特殊遊撃部隊の敵と帝国華撃団の敵が共闘していますよね」
「それは確かに」
「少なくとも今凱旋門に出ているノイズがカルマールの呼び出した者もしくはカルマールに協力している異世界の協力者がいればすぐにでも協力するんですけど、今の所無いんですよね」
「直哉君がこんな事をする事になったのはトワさんがリボルバーキャノンを使えるまでにしてないからじゃないんですか?」
「そしてここで空中砲台オプスキュールを破壊出来なければ巴里は消滅しますよそれで良いんですね」
「うう・・・それは」
「響君それは脅しじゃないか?」
「ええ、脅しですよでもトワさんはこうしないと仕事をしないんですよ」
「響今回は私の許可で、特殊遊撃部隊の介入する許可を与える」
!!
「「レイ」レイさん」
響とトワはレイの言葉に驚いていた。