「成程直哉さんが考えていたクロスベルのおイベント状況が複雑になったんですね」
「うん、それに伴い巴里華撃団の異世界旅行期間が長くなった可能性が強いと思う」
「確かにそうかもしれないですね」
「そう言う訳だから薫ちゃんは中心世界にいてくれない」
「僕はレイさんと話をした後ゼムリア大陸に状況を見て来るから」
「わかりました。直哉さん」
そして直哉はレイに会う為管理者の神殿に向かった。
時を少し戻して・・・
「クローゼ君久しぶりだね」
「大神さんもお元気そうで良かったです」
「隊長この女の事を知ってるのか?」
グリシーヌが大神に聞く。
「ああ、この女性はこれから行く世界の住人、君達の強さを見る為に呼ばれた人だ」
「「「「「ええーー」」」」」
「大神さん私達の強さを見せる為には、光武F2がないと・・・」
「いや君達の素の霊力の強さを見る為の物だから光武F2は必要ない」
「おもしれえ、誰と戦うんだ?」
「その相手は君達と同じ5人の少女がいるだろう?」
「ああ、奴等か」
「「「「「ええーー」」」」」
大神とロベリアの話を聞いてまなつ達が驚いていた。
模擬戦終了後・・・
「「「「「はあ、はあ」」」」」
「ありえねえだろこいつら」
「「「「何とか模擬戦が終わったーー」」」」
「どうだろうかクローゼ君」
「ええ、そうですね若干不安はありますが、行き先がイベントが終わっているリベール王国ですので大丈夫と思います」
「そうか・・・ふうよかったよ」
「そう言えばエステルさんやナオヤさんは元気かい?」
「はい、エステルさんとヨシュアさんは今リベール王国にはいないんですよ」
「そうなのかい?」
「はい、クロスベルと言う所で遊撃手をしてるので」
「そうか・・・あってお礼を言いたかったな」
大神は思い出す。
「あーあ大神のお兄さん勿体ないな。もう少し時間があればもっと強い猟兵になれたのに」
「本当だぜ、大神お前のような根性がランディにもあればな」
「あはは、大丈夫ですよきっと甥っ子さんにも伝わりますよ」
「そうだといいがな」
「それとナオヤ俺達は、エレポニア帝国と契約したからな」
「そうですかついにエレポニア帝国とカルバート共和国がクロスベルを標的にして動きますか」
「もしかしてあの時の話の事で俺達の異世界旅行は、リベール王国にしたんですか?」
「ええ、それもありますがクロスベルと言う場所がある意味不安定なんですよ」
「ああ、エレポニア帝国とカルバート共和国ですよね」
「はい、その2つの国の状況が悪化しつつあるので」
「成程そんな時に俺達が行って大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ行くのはリベール王国ですから」
「アタッ」
ゼムリア大陸に出発する直前エリカが簡易ゲートに足をぶつけてしまいそのままエリカはゲートに入れない人によってゲートを通過させられた。そして響とのどか達はゲートを通過後慌てる事となる。