新たな融合世界   作:真宮寺さくら

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考えられる選択肢1

「そうですね特殊遊撃部隊としては、3つの選択肢がありますね兄さん」

 

「3つの選択肢・・・」

 

「そうです1つ目が、特殊遊撃部隊全員が一時的にゼムリア大陸から離脱する」

 

「つまりシンフォギア世界と同じ手段を取るですね」

 

そして2つ目が・・・」

 

「ええ、少なくとも、まなつ達の世界より若干ワイズマンがその世界を融合世界に近づかせた形跡があったわ」

 

「本当ですか?」

 

「本当よ。ただその世界は原作世界のような世界なんだけど物語は生まれてないのよ」

 

「ええ――」

 

「物語が動いてないのに、何で17番目のプリキュアの世界と言えるんですか?」

 

「それはラビリン達の世界のような世界が見えるのよ」

 

「成程、ヒーリングガーデンのような世界がですか?」

 

「そうなのよ。物語が動いてないけど、恐らく17番目のプリキュアの世界と考えておかしくないでしょう?」

 

「少なくともワイズマンが動き出した時それらしい事言ってたし」

 

「トワの依頼を原作世界ののどかさん達と兄さんが受ける」

 

「そして最後が、エステルさん達と私達親子がゼムリア大陸に残りエレポニア帝国とカルバート共和国の問題に干渉する。その3つが考えられます」

 

「ふむ、影武者の紫藤直哉と貴女達が対応するか・・・うん悪くないわね」

 

「そうだな我も、良いと思うぞこの件は、紫藤親子に頼むべきだろうな」

 

「なっ2人共本気ですか?」

 

「ああ、だが直哉これはお前にはさせるわけにはいかないんだ」

 

「そうよ、これを貴方やプリキュアのメンバー全員を酸化させると融合世界の存在の意味がなくなるの」

 

!!

 

「それはつまり・・・」

 

「飛鳥ちゃん達の力でエレポニア帝国とカルバート共和国の改変をするんですか?」

 

「そう言う事よ」

 

「そんな彼女達にそんな事をさせるんですか?」

 

「それは飛鳥と薫にも米田健二の因子があるからよ。だからエレポニア帝国とカルバート共和国の両国の部分改変をするには最適なの」

 

「でも・・・」

 

「兄さん冷静に考えて下さい。確かに融合世界が出来てからここまでの改変が結果的に起きているんです。そのせいで特務支援課の人達のイベントを元の状況に戻すには劇薬を入れないと無理なレベルなんです」

 

「それにエレポニア帝国とカルバート共和国がこのまま融合世界の世界に侵略して来ても良いんですか?高確率でワイズマンがエレポニア帝国とカルバート共和国に何らかの技術を提供しているかもしれませんよ」

 

「兄さんは技術を消す事は出来たとしても人からその記憶は完全には消せないでしょう?」

 

「それは・・・」

 

「やっぱりあのタイミングで新生帝国華撃団の居場所がわかったのは意図的だったのね」

 

 

「そう言う事だよキュアフォンテーヌ」

 

 

「相変わらず陰険手を使ってくるんだから」

 

「すまんな、キュアスパークルその時の研究題材が、どうすれば紫藤直哉を簡単に殺せるかと言う研究だったからな」

 

 

 

!!

 

 

「「「「「「「「何だって――」」」」」」ラビ」ペン」ニャン」

 

 

ワイズマンの言葉ここにいる全員が驚いていた。

 

 

 

「しかし私は、キュアグレース達を過小評価していたようだ。まさか君達を葬るために仕掛けを突破するとはな」

 

 

「エッヘン、私達と直哉君の絆を甘く見るからだよ」

 

「そうだニャン」

 

 

「確かにそれもあるだろうが、私にはまさかあの世界に16番目のプリキュアがいるとは思わなかったぞ」

 

 

!!

 

 

「「「「「「16番目のプリキュア」」」ラビ」ペン」ニャン」

 

原作世界のキュアグレース達はワイズマンの言葉に再び驚いていた。

 

 

「さて、私も戻るとしようでは、さらばだ諸君」

 

 

そう言って、ワイズマンは転移したのだった。

 

その後益子道夫は直哉によってメガ降魔に対する記憶を消去された。

 

「確かに僕はあの時以外しか使った事がない」

 

「だけど・・・使えと言われたら使うよ飛鳥ちゃん」

 

 


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