「確かに僕はあの時以外しか使った事がない」
「だけど・・・使えと言われたら使うよ飛鳥ちゃん」
「いえ、兄さんには使わせません。この件は原初の世界から7人世界そして旧幼馴染世界の出身者だけでやるべき事です」
「そんな・・・」
「確かにな、融合世界を作る時新たな直哉には過去の闇の部分には極力関わらせないという事を決めていたな」
「そうね飛鳥的に今回のゼムリア大陸に起きている事は、米田健二の闇の力が融合世界の友好世界に流れて来ていると思うのね」
「ええそうよトワ」
「え、どういう事だい?飛鳥ちゃん」
「兄さんは覚えてますか?過去の7人世界に一時的に行った時の事を?」
「え、あうん覚えているよ」
そして直哉は思い出す。
「直哉君この怪物は何なの?」
「それがわからないよお姉ちゃん。こんな怪物紫藤直哉さんの世界でも見た事無いよ」
「そんなそれじゃこのまま帝都が赤黒くなっていくのを見るしかないの?」
「うん、悔しいけどあの2体の怪物に対する有効的な手段が無いよ」
だがその時、彼等の前にキュアグレースが現れた。
「エレメントチャージ!」
「キュン!キュン!キュン!」
ヒーリングステッキの肉球を3回タッチしたグレース。
「「ヒーリングゲージ上昇!」」
「プリキュア!スカイヒーリングフラワー!」
「「ヒーリンググッパイ」」
「お大事に」
!!
「「「「「凄いあの子俺達が戦ってもダメージを与えらなかったのにあっさり倒した」」」」」」
「そんな事無いですよ。皆さんがあの怪物を抑えてくれたので倒すことが出来たのですから」
「それでは皆さん。私は失礼します」
「この出会いがどうしたの?」
「恐らくですけどこの出会いによって米田健二の闇の力の一部が目覚めた可能性があり、あとまわしの魔女の配下が、闇の力に操られていてゼムリア大陸に本来のイベントを中断だけでなくゼムリア大陸自体を崩壊させるつもりではないかと思ってるの」
「まさかそこまではないんじゃ」
「そうね今の米田健二から離れた闇の力は放置するのはまずいわね。飛鳥可能な限り闇の力を融合世界と友好世界から取り除いて」
「了解」
「そして私達で再び結界を強化して、融合世界周辺にある7人世界と幼馴染世界に対しての監視強化をするから」
「レイさん僕達はどうすれば良いですか?」
「そうだな特殊遊撃部隊としては、中心世界に行って巴里華撃団から大神が帰還する前の時間でしばしの休暇として過ごしていてくれ。融合世界の中でなら移動も許可する」
「それで良いよな。トワ?」
「そうね、私達が動いてる間は融合世界の中の世界の重要イベント時間はほぼ動かないと思っていてね」
「わかりました」
『あと友好世界に行くのは控えてね、特殊遊撃部隊は米田健二の闇の力に対抗できる人物はいないからね」
「わかりました」
「さて直哉と融合世界ののどか達は先に中心世界の帝都に戻って説明をしなさい。それを見て、私達がゼムリア大陸にいる巴里華撃団以外を中心世界に転移させるから」
「はい」
そして直哉とのどか達は、管理者の神殿から中心世界に移動をしたのだった。