正体不明の来訪者前編
「成程な、ならばあの2人は17番目のプリキュアの世界にワイズマンが現れた事により、その影響でこちらに来たと考えるべきか」
「え、どういう事ですか?レイ」
「あ。すまんゼムリア大陸での闇の力を浄化後にな管理者の神殿内に1人の少女とヒーリングガーデンに住んでいるヒーリングアニマルとは異なる妖精が現れたのだ」
「ええ――それは本当ですか?」
「ああ、ゼムリア大陸にいるトワと飛鳥に連絡後に直哉とその2人を会わせてとトワが言っててな」
「成程」
「トワがそう言ったのなら、トワはその2人がワイズマンの言っていた世界の関係者と見てるんですね」
「そう言う事だ。17番目のプリキュアの世界に関してはこちらとしてもまだ確証がないからな」
「何君達に伝言を頼みたいのさ」
「伝言をですって」
「そうさ、キュアフォンテーヌ。伝言を伝える相手は、紫藤直哉だがね」
「だったら早く言いなさいよ」
「相変わらずせっかちだなキュアスパークル」
「うるさい」
「まあ、良いだろう紫藤直哉に伝えたい事は、君達の世界にした事を新たに見つけ世界を対象として私は動き出したとな」
「確かに僕達としたらワイズマンが原作世界ののどかさん達に伝えた内容と17番目のプリキュアの世界があると言う事実しか聞かされていませんからね」
「そうだな。そして今回の正体不明の2人が、管理者の神殿に現れたのは、直哉はどう考える?」
「そうですね・・・僕としては、ワイズマンの最終的な目的が僕を殺す為の実験とは違うと言えますね」
「フフ、まさか融合世界のキュアグレース達が本当にこちらに来てくれるとはね」
「「「ワイズマンここから私達が相手よ」」」
「フフ、良くあの世界から帰還できたものだな。キュアグレース」
「正直危なかったけどね、ワイズマン貴方でしょ。ブルーにあの世界の事を教えたのは?」
「正解だ。キュアグレースよ、そしてお前達と新生帝国華撃団の状況を見て、ブルーに気づかれないように奴等をあの世界に転移させたのさ。その時に紫藤飛鳥と、真宮寺薫がついて来たのはいい意味での誤算だったがな」
「やっぱりあのタイミングで新生帝国華撃団の居場所がわかったのは意図的だったのね」
「そう言う事だよキュアフォンテーヌ」
「相変わらず陰険手を使ってくるんだから」
「すまんな、キュアスパークルその時の研究題材が、どうすれば紫藤直哉を簡単に殺せるかと言う研究だったからな」
!!
「「「「「「「「何だって――」」」」」」ラビ」ペン」ニャン」
ワイズマンの言葉ここにいる全員が驚いていた。
「しかし私は、キュアグレース達を過小評価していたようだ。まさか君達を葬るために仕掛けを突破するとはな」
「エッヘン、私達と直哉君の絆を甘く見るからだよ」
「そうだニャン」
「確かにそれもあるだろうが、私にはまさかあの世界に16番目のプリキュアがいるとは思わなかったぞ」
「ああ、確かにお前達が、16番目のプリキュアの世界に行ったのが、最終的にワイズマンが仕向けた実験によるものとは思わなかったぞ」
「それは自分もですよレイさん」
「しかしそう考えると、今回のワイズマンの行動はよくわからないんですよね」
「ふむ、確かにな」