直哉が管理者の神殿に向かってから丸1日経った夕方・・・
「そうなんだ直哉っちまだ帰ってないんだ」
「うん、ここまで遅くなるなんてなかったから」
「そうでも2人ののどかはアスミから理由を聞いたんでしょ」
「うん」
「「ただいま」」
「お帰りなさいのどか達」
「あれ、アスミちゃん直哉君は?」
「それが・・・」
「ちょっと待って下さい、レイさん今回は最終的に16番目のプリキュアの世界が来たような状況になってないんですか?」
「ああ、ワイズマンの行動の影響で融合世界の周囲とワイズマンの行動によっての異常な世界移動は、今の所はない」
「そうなんですね、なら管理者の神殿にいる人物達は一体どうやってこちらに来てるんです?」
「それは今は調査を始めたばかりだからな」
「そうでしたね、米田健二の闇の力の問題が終わったと思ったら頭の痛い問題が起きましたね」
「ああ、とりあえず直哉は今から管理者の神殿に来てくれないか?」
「わかりました」
「こういう理由で、直哉はレイに呼ばれて管理者の神殿に1人で行きましたよ」
「「そうなんだ」」
「そこまで気になくても大丈夫よ神殿に行ってるんだし」
3人が学校から帰宅途中にある人物に出会った。
「あ、そこの少女達ちょっといいかしら」
「「「はい」」」
「「「凄い人ラビ」ペン」ニャン」
「ごめんなさいね、今私人を探しているの、ちょうど貴女達と同じくらいの女の子をね」
「「「女の子をですか?」」」
「ええ、写真を見て貰えるかしら?」
そして男性は1枚の写真をのどか達に見せた。
「かわいい」
「すみませんこの子の名前は何て言うんですか?」
ちゆが男性に聞く。
「ああ、それは・・・ゆいよ」
「ゆいちゃんなんですね?でもどうして名前だけなんですか」
「ああ、それは・・・別世界から探しに来たとは言えないし、私も出会ってすぐだから名前しか聞いてないのよ」
「成程そうなんですね」
「ごめんなさいね」
「いえ良いですよただ、貴方の名前と連絡先を教えて下さいそれを知らないと写真の女の子を見つけても連絡が出来ないので」
のどかがそう言う。
「ああ、そうねそれじゃ貴女達の名前を教えて貰えるかしら?」
「「「はい」」」
「私は、花寺のどかです」
「私は沢泉ちゆです」
「私は平光ひなただよ」
「わかったわ、のどかにちゆにひなたね」
「私は、ローズマリーよ」
そして互いに連絡を交換してお互い別れたのだった。
「これからどうする?のどかっち」
「うんとりあえず直哉君が戻るまでは動かないよ」
「え、良いののどかっち」
「うん、下手に早く情報を言うとローズマリーさんが警戒すると思うんだ」
「確かにそうね。そしてあのローズマリーさんは恐らく17番目のプリキュアの世界に何かしらの関係を持っていそうね」
「ええ――そうなの?」
「うん、もしかすると直哉君がレイさんに呼ばれた用件もローズマリーさんが探していた女の子が関係があるかも」
のどかがそう言う。
「今の段階ならそう考えておいた方がいいわね。少なくともローズマリーさんの正体がはっきり判明するまでは」
そしてのどか達もそれぞれの家に帰って行くのだった。