「あのメガビョーゲンを使ったのは貴方なの?」
グレースがバトラーに聞く。
そうですよ。それにブルーが言っていた異世界のプリキュアにも興味がありましたからね」
「一体何の為に私達に興味を持つの?」
「それは貴女達に惹かれて彼女が出て来たら面倒ですからね」
「確かに彼はそう言ってましたね」
「しかし、レイさんバトラーにとってはメガビョーゲンを使えるのは、魅力かも知れませんが」
「ビョーゲンズ側のメリットが少なすぎると思います」
そう言ってのどかが思い出す。
「実はね、キングビョーゲン様と貴女達の長であるレイとトワとの話し合いが行われたの貴女達が、この世界に来た頃に」
「「「ええ――」」」
のどか達はシンドイ―ネの言葉に驚いていた。
「成る程キングビョーゲンとこちらの2人が話し合った結果シンドイ―ネとダルイゼンがこちらに協力する事になったんですね」
「そうよ、キングビョーゲン様としては融合世界周辺の世界に力を行使してもいいと考えてるけど、今回は看過出来ないようなのね」
「成る程自分の復活に必要な融合世界の周辺ならいいが、関係ない世界でのメガビョーゲンを使われるのが嫌なんですね」
「何か意外、キングビョーゲンは全部侵略したいと思ってたよ」
「そんな事しても無駄じゃん。世界なんて1つでいいよ」
「俺はそう思うけど」
「ダルイゼン」
「それで直哉ブルーは何体ナノビョーゲンを使った?」
「僕達が把握してるのは4体ですね」
「ああ、確かに融合世界のキングビョーゲンはそんな感じだな。まあ付け加えるならこんな事も言ってたな」
「ご苦労だったな。ワイズマン我の無茶な依頼を受けさせて」
「いいえ私は研究者として可能性を探るのが、好きなので構いませんよキングビョーゲン」
「そうか、して首尾はどうだ?」
「キングビョーゲン貴方が求めるもう一つのビョゲーンキングダムとすこやか市を融合世界に引きずり込むのはあと少しの時間と検証が必要となりますが、一つ教えてください」
「何だ?」
「キングビョゲーン貴方はそんなにもう一つの・・・原作世界に興味を持つのですか」
「進化の為だ」
「進化ですか」
「こんな事を言って言っていたから、原作世界のキングビョーゲンも似たものだと思っていたが、そうか原作世界のキングビョーゲンだからこそ警戒してこの動きになったのかも知れないな」
「どういう事です」
そしてレイが話し出す。
「何!!キングビョーゲンの命令だと」
「そうっすよ」
バテデモーダは直哉に説明をする。
「まて、バテデモーダお前には紫藤直哉を守ってもらう」
「え、どういう事ですか?」
「何、我らの世界の本来の流れを壊す者がこちらに来たようだからな」
「ええ――それは本当ですか?」
「ああ、トワから連絡が突然来たのだ」
「ああ、そうなんすね」
「そう言う事だ、地球を蝕むのはダルイゼンに任せておけいいな」
「了解っす」
そう言って、バテデモーダも出撃した。
「成程、トワがキングビョーゲンを通してバテデモーダお前をここに来させたのか」
「そういう事っす」
「後バテデモーダ確認だが、ダルイゼンが動いた時おれはどうしたらいい?」
「ああ、それならもうダルイゼンとキュアグレース達3人は、ダルイゼンと戦ってますけどね」
「成程お前達ビョーゲンズも流れを知ってるんだな」
「知ってるのは自分とキングビョーゲン様だけっすけど」
「なら、4人目のプリキュアをこちらに呼ぶべきか?」
「その必要無いみたいですよ宿主さん」
「「ええーー」ラビ」