「こういう理由で佐谷直哉が僕を呼んでいたので、来たら先程言ったのどかさん達がレイさんから聞いた同じ内容を聞いたんですよ」
「「「「成程」」」」
「それでのどかさん17番目のプリキュアの世界の2人はどうしてますか?」
「うんとりあえずシンフォギア世界がどういう状況か確認してからローズマリーさんに連絡してから来て貰う形にしてるよ」
「成程ならば、ひとまずまなつちゃん達と合流して一旦響さん達のいる所で、今後の事を話し合いましょう」
「「「「了解」」」」
そして直哉達はまなつ達と合流する為野外ライブの会場に向かった。
その頃まなつ達は、あすかから直哉がいなくなった理由を聞いていた。
「僕としてはトワとレイはあとまわしの魔女の配下達の行動の方が強く警戒するべきと思います」
「それはどうしてそう思うのですか?」
「今回と前回のヤラネーダの動きに関してですが、あとまわしの魔女の意思でゼムリア大陸やシンフォギア世界に対しての攻撃を始めたとは思えないんですよね」
「つまり直哉さんは今回の一連の事件には魔女の意思は全く反映していないと言うんですね」
「ええ、むしろあのバトラーが主犯だと考えていますけど正直確定してないので何とも言えませんけどね」
「あすか先輩直哉さん、もうすぐ私達の番だよ」
「ああ、今行く」
そして直哉とまなつ達はフィーネが準備をしていたチケットで入れる野外ライブに来ていた。
「とりあえずあすかさん僕が今話した事をライブ中にまなつちゃん達に話しておいてください」
「わかりました、直哉さん1人で行く気ですか?」
「ええ、どうも相手もそれを望んでいるみたいですしね」
わかりました。でも無理はしないで下さいね」
「無理するつもりはありませんが、野外ライブ側にいつヤラネーダがでるかもしれないので、気をつけて」
「わかりました」
「あすか先輩直哉さんはそう言って1人で行ったんですね?」
「ああ」
まなつの質問にあすかがそう答える。
「まったく何で直哉は1人でやろうとするのかしら」
「それは、今自由に動けるのが直哉さん自身だからじゃない」
「どういう意味よさんご」
ローラがさんごに聞く。
「皆思い出して」
「御覧の通り二課にも執拗に特殊遊撃部隊の行方を捜している。私としては今回二課に接触するのはお勧めしないぞ」
「以上がヤラネーダに関する事です」
「「「「「成程」」」」ヌメリーがかなり好き勝手してるのね」
シンフォギア世界では、ヤラネーダに対抗策がないために世界各国がヤラネーダに対抗できると思われている響さんを探してるみたいですね」
「ええ――私を何でーー」
「そりゃあ響さんが、シンフォギア世界で降魔蝶を倒し、バス型メガビョーゲンを浄化した経緯がありますからね」
「ヌメリー達の目的はやる気パワーを集めるのが目的だよね」
「「「「うん」」ああ」そうね」
「でもあおぞら市だと私達がいるから、なかなか集められなかったけど、私達が融合世界の直哉さん達に会ったようにあとまわしの魔女達もブルーの技術を使ってやる気パワーを集めるようにしたのなら」
「恐らくこの野外ライブもヌメリーを誘う為の罠だと思うんだ」
「「「「成程」」」」
「つまり直哉さんは自分がここにいるとヌメリー達に気づいてしまうからいないと言う事なのかな」
「そこまではわからないけど」
「ヤラネーダヤラネーダ
その時ゼンゼンヤラネーダが野外ライブ会場に現れた。