今回の話はエステルとヨシュアが紫藤直哉の病室を訪れるまで遡る。
そして私達は何とかイシュメルガを撃退したと思ったらまさか大神さん達があんなことに似るなんて思わなかったけど」
「成る程じゃあ兄さん達はまだこちらにいるのねシャーリィーと」
「恐らくいると思いますよ)
響がエステルに言う。
「わかったわ。響とちゆさんとひなたさんには悪いけど今からゼムリア大陸に戻りたいからこのまま行くことになるけどいい?
「「「構いません」」」
エステルの質問に答えた。3人は病院を出てゼムリア大陸に向かうのだった。
「「ここがゼムリア大陸なの?」か)
ちゆとひなたがゼムリア大陸の風景を見てそう言っていた。
「なんか直哉の世界やちゆ達の世界とも違うペン」
「そうだな強いて言うなら自然が豊かな部分はヒーリングガーデンに近いかもニャン」
「「そうなの?」」
「ちゆさんひなたさん行くわよ」
「「はーいエステルさん」」
「あれ響さんとヨシュアさんは?」
ひなたが響とヨシュアがいない事に気がつく。
「ああ、二人はね紫藤直哉さんの事と私の兄さんが響と直哉さんに依頼していた事を王城の中にいる人に説明をしに行ったのよ」
「ええーー響さんお城に知っている人がいるんだ」
「凄いニャン」
ひなたとニャトランが言う。
「それでエステルさんこれからどうするんですか?」
「とりあえず今からちゆさんとひなたさんにはこちらの地理を覚えて貰うわ」
「ええ勉強ーー」
「ええ、ちゆさんとひなたさんには臨時の遊撃手見習いとしてここではそういう立場にしてるから」
「本来は16歳から何だけどね遊撃手になれるのはね」
「ええーーそうなんですか?」
「そうよこれでも私16歳なのよね」
「「「ええーー衝撃の事実発覚」」」
エステルの発言にちゆ以外の3人が驚く。
その頃お城に向かった響は・・・
「久しぶりですね響さん」
「はい姫王女様もおかわりなく」
「そんなにかしこまなくてもいいですよここは私の自室なのですから」
「いえ、そういうわけにもいきません」
「クローゼ様いよいよ結社のワイスマンとの決戦ですね」
「ええ、当初はそのつもりでしたがお互いに問題が起きてしまい誰もリベルアークに入れなくなってしまったのです」
「はい、結社の技術を使ってもですか」
「ええそうみたいですね」
「まさか帝都で天海が発動した六覇星降魔陣の影響かな?」
「響さんの言うそれがなんなのかはわかりませんけど、ラッセル博士達に調査依頼をしていますからその調査の結果が出るまでは、待機でお願いしますね」
クローゼが響にそう伝えた。