神達の様子見
「良いのかトワ?」
「何がレイ?」x
「これだ・・・」
「それでワイズマン私達に協力してほしいという世界はどこの事なの?」
「ああ、君達で言えば7人世界になるな」
「「「ええーーまたーー」」」
「そう言わないでくれたまえ、この調査によってあの凶暴な性格の秘密が知れたら君達にも有益だと思うがね」
「「「それは確かに」」」
「確かに私達は真宮寺直哉君の凶暴な面を見過ぎていたわ。彼にも何らかの理由があり、凶暴な面が出たとしたら・・・」
「ふむ、いわゆるあの凶暴な面は、真宮寺直哉の本来の面を隠す為と言う事ですか?フォンテーヌ」
「アースがフォンテーヌに聞く。
「ええ、本来の自我を守る為にね」
「確かにキュアフォンテーヌの想像通りだとしたら酷いよ」
「そうだよ」
「皆さん落ち着きましょう。あくまで本当にそう言う事が起きてるのかを確認して無いですから」
「「「そうだった」」」
「私としてもヨハヒムが勝つとか負けるとは興味は無いのでね」
「それに自分もイシュメルガは嫌いだからね」
「さて行くとするかね」
そしてワイズマンとグレース達は、ゼムリア大陸から転移したのだった。
「別に良いわよ」
「良いのか」
「構わないわこの調査はワイズマンから事前にしたいと話を聞いてたから」
「そうなのか?」
「そうよワイズマンの方でも、原初の世界から7人世界幼馴染世界そしてこの融合世界の関連を見たいみたいね」
「しかしどの辺を見せるのだ?」
「そうねおもに7人世界のイベントね、例えばこれとか」
「うーんまたあの夢だわ」
「こら前鬼またつまみ食いしたわね」
「へ、別にいいだろうが、馬鹿千明」
「何ですって」
最近さくらは、同じ夢を見ることが多くなった。
その夢とは、一人の術者の少女と、一人の鬼神が人の欲望を、糧とし成長する実を払うと言う夢のはずだった。
だが今夜の夢はいつもの通りには、ならなかった。
「千明俺様の封印を解けーー」
「うんわかった、我解くる鬼神の呪縛、秘呪の刃に、封呪を絶つ、破呪ヴァジュラオンアーク現臨せよ!!汝・・・・・」
「鬼神・・・・・ここに現臨」
「出たな鬼神今日こそお前たちを、この世界から消滅させてやる」
「けっ貴様に俺様が負けるかよ?」
「ふっそれはどうかな?食らうがいい」球体風滅強制転移」
「うおおおおお」
「きゃああああ」
実の怪物の特別な術により術者の少女と鬼神の姿が消えたときさくらは、夢から覚めた。
「一体今の夢は何?いつもと違うけど」
そしてさくらがふと、手にしてるリングを見ると、光を放っていた。
「おいおいそれは本当にいいのか?」
「まあ、見せるかはあくまで未定よ。ただ真宮寺直哉の暗い過去は見て貰うわよ」
「ああ、あれか」
「正直あれは我が設定したが、あれは気持ちのいい物じゃないぞ」
「ええ、それはわかってるわでも真宮寺直哉の経緯を知るには必要だわ」
「まあ確かにな、ああいう設定でなければ裏直哉が生まれんからな」
「そうね・・・」