「「「「ここは?」」」」
「ほうこれはこれは」
「まさか真宮寺直哉と米田健二の出会いがこのタイミングでとは」
「そろそろ話してくれない?コクリコ、桜花それにそこにいる二人」
直哉がそう言うと、コクリコたちの背後から、健二たちが出てきた。
「え、嘘私がもう一人いるーー」
直哉と一緒にいたさくらは、もう一人の自分を見た時驚いていた。
「さくらお姉ちゃんこの人たちにあったことは秘密にしたほうが、いいみたいだよ」
「ええ、わかったわ」
「話が早くて、助かるぜ、直哉ここは太正12年だよな」
「ええ、ですけど、ここは貴方達の世界ではないと思いますよ」
「どういう事だ?」
「ここは、サクラ大戦7人目の隊員と言う作品の世界ですから」
「「「「何だってーー」」」」
「多分この世界で、アンタ達のことを、認識できるのは君達が、探してるジェミニと、僕たちと、君達の追っている邪神巫女と言う奴だけだろう」
「直哉君は何故、邪神巫女の事を知っている?」
「ごめんなさい健二さん。それはこのリングの力なんです」
「そのリングの力?」
「ええ、この護法リングによって、自分がどういうことに、関わるかが、見えるんですよ」
「成る程な、要するに直哉君君は、俺に似た力があるんだな。それでそのリングが制御装置の変わりかなんかだろ?」
健二がそう言うと、さくらが不満そうな表情をしていた。
「でも、直哉君、本当に凄いよ。僕と桜花は名前しか言ってないのに」
コクリコはかなり驚いていた。
「そんなにいいものじゃないよ、確かに僕には、健二さんが言ったような力が、あります。この力のせいで、実の両親から、怖がられて、その上、捨てられたんだ」
「そんなの酷い」
「そうです余りに酷すぎます」
コクリコと.桜花が怒りを顕にするが、直哉は、話を続けた。
「でもいいんだ今は、さくらお姉ちゃんや、若菜お母さんや、みんながいてくれるからね」
「ちなみに僕と、さくら姉ちゃんは、もうすぐ健二さんと、さくらさんと同じ関係になるから」
「「えーーー」」
直哉の言葉に、コクリコと桜花が驚いていた。
「そんな話は終わって、ジェミニちゃんのところに、行きますか?」
「ああ、そうしたいが、すまない直哉君とさくら君、君達の安全の為、空中戦艦ヤマトへ来てもらう」
健二がそう言うと直哉たちの体が浮き気がつくとそこは、戦艦の中だった。
「ほうこれは、まだ正義の心で動いてるようですね米田健二は」
「少し時間を進めますよ」
そしてグレース達とワイズマンは少し時間を飛んだ。
その直後、米田は別行動を取っている。直哉とさくらに連絡をした。
そのころ直哉とさくらは・・・
健二たちが、本来の世界とが異なる世界に来てから数日が経ったある日、ついにこちらの世界にも、新たな敵が、動き出したと、直哉に連絡が入ったのだが、困った事に、直哉の姉のさくらは、ここ数日なれない環境だった為に、少し体調を崩していた。
「さくらお姉ちゃん大丈夫?新たな敵が出たんだけど、出撃できる?」
「わかった・・・わ・・ク」
「駄目だよ。お姉ちゃん無理しちゃ」
「でも行かなきゃ」
「それは、そうだけど、」
姉弟の話を聞いていた、健二とさくらもどうするべきか悩んでいた。
「ねえパパママが、さくらさんの代わりに行ったらいけないの?」
コクリコが健二に聞く。
「コクリコ・・それは」
「コクリコ姉さんそれは無理ですよ」
「どうしてさ桜花?」
「いいですか?ここは、私達の世界じゃないんですよ、そして私たちが動けば、この世界に歪みが生まれ、イヨがこの世界も破壊するかもしれないんですよ」
「それファ、そうだけど、直哉たちは、ジェミニを助けてくれてるのに、そのお礼も、しちゃいけないの?」
「それは・・・そうですけど」
「いや俺たちも出撃するぞ、桜花、コクリコ」
「「ええーー」
桜花とコクリコは、健二の言葉を聞いて、驚いていた。
「直哉君新たな敵とはどんな奴か、聞いたかい?」
「ええ、ウサギ型魔装機兵と聞きました。
「「うわあ、またシゾーかあ」」
「よしさくらさんと直哉君は、双武改に搭乗して、現場に先行してください」
「了解」
「帝国華撃団空組出撃せよ」
そして、直哉は初めて双武改に乗って現場に向かった。
「健二さんすみません。私のせいで皆さんに迷惑をかけて」
「さくらちゃん良いんですよ、気にしなくても、今回の敵は元々空組の敵ですからね」
そう言って健二と、さくらはモニターを見始めた。
「ほうこれは意外な事態になりましたね、グレース貴方達は帝国華撃団空組については聞いてませんか?」
「「私は聞いてないわ私もだよ」
「私と直哉君は聞いてるよ」
「成程守護者には伝えてるんですね」
「だけどその存在だけどね」