時を少し戻して・・・
「こういう事態が起きて先程の映像に繋がります」
「そう言う事だったんだね。それでなのはの試練はいつ頃やるんだい?」
「あ、それは最終調整に少しかかるようなので準備が出来たら連絡が来るようになってます」
「わかったよ響さん」
そして過去の紫藤直哉は紫藤なのはの寝ている部屋に戻った。
「響さんこれからどうなると思いますか?」
ちゆが響に聞く。
「うーんまだ確定な事は言えないけど、その為にまだあっちに直哉君が残っているし、直哉君が戻ってきたらこれからの予定が決まる筈だよ」
「それになのはさんの状況次第では・・・それ自体が行われるかわからないもの」
「「「確かに」」」
「成程・・・ならこちらの直哉はその準備の為に残ったのですね?」
アスミが響に聞く。
「恐らくね」
響達の話を離れている場所で聞いていたのは自分達の部屋がわからずのどか達に場所を改めて聞く為に戻って来た過去から来た来訪者の1人の紫藤直哉だった。
「やっぱりなのはの一言で・・・」
そして紫藤直哉は思い出す。
「なのはさん貴女は幼馴染世界にやって来てくれた時空管理局の人達に向かって私は、紫藤直哉の妹として生きる事を選択したんですよね」
「それは・・・」
「なのはさん貴女紫藤直哉の妹として生きる事が辛くなったんですか?」
「そうだとしても貴女はその選択をしたので、その責任は果たすべきですよ」
「・・・」
「確かに融合世界の場合は一時保護として来訪者に管理者のトワさんやレイさんに預かって貰えますが、なのはさんが幼馴染世界に転移した時はその制度がなかったんですよね?」
「うん」
「だから貴女は融合世界で生活をしている自分が羨ましいのですね」
「正直に言えば羨ましいよ。だって貴方達が本当に最低限の干渉で終わらせたよね?ジェミニさんの時だって」
「ええ、あの時はそういう形でするしかなかったんですけどね」
「それでもあの後私達の世界に悪影響無かったよ」
「それは、メルクさんがしっかり後始末したからでは」
「直哉さんお願い私を融合世界の人間にして」
!!
「何を言っているんですか?そんな事出来ませんよ」
「こちらの直哉君や管理者達に負担をかけているんだ。ごめんね皆」
そう言いながら過去の紫藤直哉は、響達に気づかれないようにその場に座った。
暫くして・・・
「皆さんだだ今戻りました」
「「「「「直哉君」」」」直哉」
「響さん光さんはどこにいますか?」
「自分の部屋と思うけどどうしたの?」
「ええ、紫藤なのはさんの要望のについて管理者達の対応についてまず守護者に伝えて欲しいとの事なので呼んできて貰えますか?」
「うんわかった」
響はそう言い獅童光を呼びに向かう為部屋を出ると・・・
「ああ、紫藤直哉さんどうしてここに?部屋に戻った筈なのにどうしてここにいるんですか?」
「ああ、それは・・・部屋の場所がわからなくなって再度聞こうとして戻って来たんだ。そうしたら君達がはなしをしてて、ここで待ってたら響さんがここに来たからこちらも驚いたよ」
「それはすみません直哉さん」
「それじゃあ私が、直哉さん達の部屋に案内しますよついて来て下さい」
「・・・待ってくれ響さん僕にもこの世界の管理者がなのはに出した件の話を聞きたいんだ」
「ええ――」