「そんな事もあったな」
「おっと椿に捕まってる場合じゃねえ」
「行ってくる」
そう言って米田は大帝国劇場から出て行った。
「ふう、少し椿と遊びすぎたか、まあいいだろう。今回の件は大神がまだ巴里にいる以上帝都の防衛力の一端を担っている花組に知らせない様に意図的にかすみ以外は、風組の中では伝えなかがったのだから」
そう言いながら米田はのどか達との合流地点に向かうのだった。
その頃のどか達は・・・
「うーん遅いね米田さん」
「仕方ないんじゃね?米田さんの都合もあるしよ」
ひなたの言葉をニャトランが答えた。
「それはわかるけどさ・・・」
「仕方ないわよ。今回は米田さんだけが行くから大帝国劇場から出るのに苦労してるんじゃないかしら」
「あ、米田さんが来たよ。ちゆちゃんひなたちゃん」
「おう、少し遅れてすまん。椿に捕まってな」
「やっぱりそうでしたか」
ちゆがそう言う。
「おう、そう言えば直哉はどうした?」
「直哉君は向こうで明日の準備をしています」
「成程な、しかし帝都で被害が出てるが・・・今だ信じられんよ」
「わしが調べた範囲でわかった事だが怪盗らしき者が現れた後から料理の味が変わったと言う事だ」
「怪盗ですか?」
「そうだ」
「トワさん」
のどかがトワに言う。
「そうね、米田一基その怪盗は異世界の存在よ」
「「異世界の人間」ですって」
トワの言葉に驚く米田とエステルだった。
「何とそのレシピッピを取り戻さないと変化した味は戻らないのですか?」
「ええ、その情報を教えてくれたローズマリーが言うにはね」
「そうですか」
「なら、トワそのローズマリーにレシピッピを取り戻すように頼みなさいよ」
「残念ながらローズマリーにレシピッピをお取り戻す力は失ってるの」
「そうなのなら無理はさせられないわね」
「だけどね全く対応出来ないわけじゃないわ。入って良いわよ」
「「はい」コメ」
「「え、嘘――」」
そしてトワに許可を貰い地下司令室に和実ゆいとエナジー妖精のコメコメが入って来た。
「トワこの子誰?」
「それに直哉ものどかもおどろいてるのよ?」
エステルがそう言う。
「ゆい自己紹介お願いね」
「はいトワさん。私は和実ゆい中学2年生です」
「この子はコメコメです。よろしくお願いします」
「はい表の紹介はこれくらいで良いわよ」
「はい」
「プリキュア!デリシャスタンバイ!」
「パーティーゴー!」
「にぎにぎ!」
「コメコメ!」
「ハートを」
「コメコメ!」
「シェアリンエナジー!」
「あつあつごはんで、みなぎるパワー!キュアプレシャス!」
「おいしい笑顔で満たしてあげる!」
「「はっ」ちょっとーーどういう事よ彼女がプリキュアですって」
「そうよ17番目のプリキュアの世界のプリキュアよ彼女がローズマリーに協力してレシピッピを取り戻す事をしていたのよ」
「まさか料理にレシピッピと言う者がいてそれが存在する事で料理が美味しくなるとはな」
「ええ、その点は私達も驚きました」
のどかが代表してそう言った。
「成程その点はお前達でも知らないんだったな」
「「「はい」」」