「どうしたのよ?」
「ああ、過去の幼馴染世界から来た2人が、どうやら僕達の後を追いかけてゼムリア大陸に来たみたいですね」
!!
「それは本当なの?」
「ええ、ロレント地方にいるみたいです」
「そうですか・・・それならまだいいですね」
「そうね、まだロレントは、直哉達が割と交流会等してたからね」
「そうだったね」
「そうですね」
「それで直哉貴方ロレントに行くのなら私達も行くわよ」
「・・・良いですか?皆さん」
「「「ええ」」ああ」
そして直哉とエステル質はロレントに行き、そのままエステルVSなのはの戦いが始まった。
「「ええ――そこまで動かれたの?」動かれたのかい?」
「うん」
のどかがそう答える。
「「何と言うか、迷惑なお客さんね」お客だね」
のどかの両親がそういう。
「うんでもねその後お客さんの2人は・・・」
そしてのどかは再び話し出す。
「・・・嫌、私帰らない。この世界にずっといたい」
「!!なに言い出すんだ、なのは?なのはの帰りを待つ、家族がいるのに?」
「もう私は、高町なのはじゃない、紫藤直哉の妹紫藤なのはだからーーー」
「否定しなければその後の時空管理局の介入を防げたのではないの?」
「「それは・・・」」
「何故ちゃんと帰らない理由を迎えに来てくれた人に伝えなかったの?それをすれば最悪な事態は避けられたと思うだけどね」
「それにそっちの直哉も対応が悪いわよ」
「え・・・」
「普通は幼馴染世界のバランスを考えたら一度なのはを時空管理局に渡す約束をしてれば、プレシア・テスタロッサの事件後に帰還させて幼馴染世界のバランスを保つ事が出来たんじゃないの?」
「う、それは・・・」
「人間だから感情的になるのは仕方ないけど貴方や真宮寺直哉がかき回した事でメルクが過労死して飛鳥と薫の住む世界が誕生した事を忘れないでね」
「いやいや世界のバランスを僕が考えるなんてありえないよ。そういう事はメルクの仕事じゃないか?」
「そうかしらね?これを見てもそう言えるかしら?」
そう言ってトワは映像を再生した。
「直哉さん。あんなに脅していいんですか?」
クローゼが直哉に聞く。
「クローゼさん。別に脅してませんよそれにあの2人が今回のような事をすると思ってましたから」
「そうなんです?」
「ええ」
そして直哉は話し出す。
「僕としては直哉さん達の認識を正したいんですよ」
「7人世界と幼馴染世界は介入されて助けてくれてありがとうだったかもしれませんけど、融合世界にとってはただの余計なお世話で、余計な事はしないで欲しいんですよ」
「成程」
「こちらにしてみればレイやトワにも余計な仕事が増えてる状態で僕としても今回の件でトワ達にお願いするのは心苦しいのですが、僕があの2人の行動に対する決定権はありませんから」
「2人は管理者同士の決め事で決まったお客さんなので」
「それにこれは僕の勘違いかも知れないのですが、紫藤なのはさんは何者かに操られているかもしれないので」
「なっ彼は僕達がトワから聞かされた可能性について知っていて黙っていたのか?」
「そうよ、この一件に関してでもそうだけどこちらの直哉は自分で考えて融合世界や友好世界のバランスを壊すような事態が起きない限り介入は最低限にしてるし」
「別にこちらの直哉の自慢をしてるつもりはないけど、貴方達の場合米田健二の闇の力と戦う使命があったのなら、もっと管理者と繋がるべきだったのではないい?」
「はあ、耳が痛いわ」
その時過去の幼馴染世界の管理者メルクが管理者の神殿にやって来た。
!!
「メルクどうしてここに?」
「どうしてって貴方達が融合世界以外に行ったからに決まってるじゃん」
「そしてお客さん達は、お客さん達の管理者に連れられて帰ったの」
「「大変だったね」」
「「直哉君もトワさん達も」」