「真宮寺直哉が融合世界に来たぞどうするトワ?」
「そうね今の彼はブルーに裏切られた事での恨みをはらす事のようね」
「そのようだな」
「だったらイヨと飛鳥と薫と紫藤直哉に連絡して融合世界に来た真宮寺直哉を混乱させるのよ」
「ああ、融合世界で7人世界と旧幼馴染世界に錯覚させるのか?」
「そう言う事よ」
そしてレイは一旦話をやめる。
「成程奴の復活理由が、俺への復讐とはな」
「しかし俺の所にレイが来るなんて珍しいなトワはどうしたんだ?」
「ああ、それは・・・」
「人間だから感情的になるのは仕方ないけど貴方や真宮寺直哉がかき回した事でメルクが過労死して飛鳥と薫の住む世界が誕生した事を忘れないでね」
「いやいや世界のバランスを僕が考えるなんてありえないよ。そういう事はメルクの仕事じゃないか?」
「そうかしらね?これを見てもそう言えるかしら?」
そう言ってトワは映像を再生した。
「直哉さん。あんなに脅していいんですか?」
クローゼが直哉に聞く。
「クローゼさん。別に脅してませんよそれにあの2人が今回のような事をすると思ってましたから」
「そうなんです?」
「ええ」
そして直哉は話し出す。
「僕としては直哉さん達の認識を正したいんですよ」
「7人世界と幼馴染世界は介入されて助けてくれてありがとうだったかもしれませんけど、融合世界にとってはただの余計なお世話で、余計な事はしないで欲しいんですよ」
「成程」
「こちらにしてみればレイやトワにも余計な仕事が増えてる状態で僕としても今回の件でトワ達にお願いするのは心苦しいのですが、僕があの2人の行動に対する決定権はありませんから」
「2人は管理者同士の決め事で決まったお客さんなので」
「それにこれは僕の勘違いかも知れないのですが、紫藤なのはさんは何者かに操られているかもしれないので」
「なっ彼は僕達がトワから聞かされた可能性について知っていて黙っていたのか?」
「そうよ、この一件に関してでもそうだけどこちらの直哉は自分で考えて融合世界や友好世界のバランスを壊すような事態が起きない限り介入は最低限にしてるし」
「別にこちらの直哉の自慢をしてるつもりはないけど、貴方達の場合米田健二の闇の力と戦う使命があったのなら、もっと管理者と繋がるべきだったのではないい?」
「はあ、耳が痛いわ」
その時過去の幼馴染世界の管理者メルクが管理者の神殿にやって来た。
!!
「メルクどうしてここに?」
「隼人お前が戻る直前にこのイベントがあってな」
「おいおいこれって良いのか?奴は俺の前世なのだが?」
隼人がレイに聞く。
「ああ、それは・・・以前こういう事があってな」
「それは未来が見える直哉さんが、何故私達に聞くんですか?」
!!
「何故君達が僕の能力の事を・・・知っている?」
「未来が見える事は、ほとんど知られて無いのに」
「その能力を使って私達の事を知れないと言う現実を見てください。紫藤直哉さん」
「私達は、真宮寺直哉君の7人世界と貴方の世界幼馴染世界が滅んだ後に出来た世界の住人だからですよ」
「なっ馬鹿な僕達の世界と7人世界が滅ぶありえない」
「残念だけどその子達の言葉は事実よ直哉」
「その声はメルク」
紫藤直哉がそう言うと、メルクが現れた。
「あ、メルクさん」
「久しぶりね花寺のどかとラビリンそして融合世界の紫藤直哉君」
!!
「メルクさんまさか記憶があるんですか?」
「ええ、あるわよと言うより貴女達の世界の彼女から連絡があってここに来たのよ」
「ええ――じゃあ彼女は知ってるんですね?」
「ええ管轄外だから動いてないだけよ。それにしても紫藤直哉君出て来てよ」
「はいわかりました。メルクさん」
そう言って、融合世界の紫藤直哉12歳が何もない所から現れる。
!!
「僕より小さいけど、僕に似ている」
「お久しぶりですねメルクさん僕はあちらの幼馴染世界かと思ってましたけど違いましたね?」
「実はね今君達がいる時代は、私が少し手を加えたの」
「「え、どういう事ですか?」」
「サイバスター私に力をかして・・・行くぞ!!ヴォルクルスコスモノヴァ発射」
「うおおお。コスモノヴァだと、紫藤飛鳥め小癪な真似を・・・だがこの2つの技により次元に穴が開くだろう」
ヴォルクルスがそう言った直後次元の穴が開き、その場にいるもの全てが次元の穴にに吸い込まれた。
「「「「「「うわあああ」」」」」」」
「そう言う形で君達が、過去の幼馴染世界か、融合世界側の幼馴染世界かどちらかに転移するとあの子が連絡してきたからとりあえず準備はしてたのよ」
「「「「「成る程」」」」」
「こういう経緯でな過去の紫藤直哉と出会ったんだ」
「成程あおぞら市での戦いの時にのどか達が幼馴染世界に跳んだのか過去の」
「ああ、だが隼人はどうして和実ゆい達を・・・融合世界に連れて来た?」
レイが隼人に聞く。