「どういう事?何で2人の直哉さんがレイさんやメルクさん達を敵対してたの?」
「恐らくですが現在の融合世界を作る為に、監視者の代表が数名選ばれその中で共通の名前を使い同じ条件で7人世界、幼馴染世界、佐谷直哉君の世界そして僕達も知らない世界の4つで、原初の世界を崩壊させた米田健二を倒した世界をベースに融合世界を作ると言う監視者たちの目的があったんだと思います」
「成程」
「まあ、その辺を知らされていたらあんな事はしないと思いますけどね」
「なっ彼は僕達がトワから聞かされた可能性について知っていて黙っていたのか?」
「そうよ、この一件に関してでもそうだけどこちらの直哉は自分で考えて融合世界や友好世界のバランスを壊すような事態が起きない限り介入は最低限にしてるし」
「別にこちらの直哉の自慢をしてるつもりはないけど、貴方達の場合米田健二の闇の力と戦う使命があったのなら、もっと管理者と繋がるべきだったのではないい?」
「はあ、耳が痛いわ」
その時過去の幼馴染世界の管理者メルクが管理者の神殿にやって来た。
!!
「メルクどうしてここに?」
「どうしてって貴方達が融合世界以外に行ったからに決まってるじゃん」
「まさか・・・あの子に呼ばれて?」
「まあ、似たようなものね。何故なら貴方達が融合世界での生活全て中継されてたのよ」
「「ええーー」」
「特になのはの私を融合世界の人間にしてと言う言葉にショックを受けたわ」
「・・・ごめんなさい」
なのはがメルクに謝る。
「トワ本当にごめんなさいね」
「いやいや謝るんだったら特殊遊撃部隊全員に謝って欲しいわ。そこの2人がこんな事をしなければ、歓迎会を開く準備もしていたのに」
「「そんなーー」」
トワの発言に驚く2人だった。
「どのみち融合世界に貴方達が行くのはもう無理よ」
「あはは・・・」
のどかも直哉の言葉であの2人を思い出して、苦笑いをした。
「でも直哉君これからどうするの?このままヤフキエル事変が起きるまでここにいるの?」
「いえ一度すこやか市に戻ります。そしてそこでレイとトワに連絡をして、2人が融合世界のヤフキエル事変に至るまでのイベントをすると言えば今回は7人世界で出来なかった視点からのイベントをする事になるでしょうね」
「ああ、直哉君がそう言う立場だから?」
「ええ、それもありますが・・・純粋にヤフキエル事変は帝国華撃団関連に深く関わっているのなら7人世界での流れを辿るだけになるので、イベントをする意味がないと思いませんか?」
「確かにまだあの時のようにするならわからなく無いけど」
「確かにそうですね」
「うん、そうだけど今回ビョーゲンズの侵略は直哉君とビョーゲンズの協力で起きたイベントだと思うよ」
「「「「「ええ――」」」」何ですって」
まなつ達はのどかの言葉に驚いていた。
「一体何の為に?」
「それは恐らく・・・原作世界の私達の3人がやったイベントを融合世界で補完する為と思うんだ」
「どうして直哉さんがそんな事を?」
さんごが融合世界ののどかに聞く。
「それはこのイベントを準備したのはトワさんとレイさんだからだと思う」
「だからってビョーゲンズが、トワさんの依頼通りにするなんて」
まなつがそう言う。
「まあ、まなつちゃん達は知らなくて当然だけど、特殊遊撃部隊とビョーゲンズの関係は友好なんだよね」
「「「「ええ――」」」」何ですって」
「純粋に友好と言うのは怪しいけどトップ同士が仲がいいからね」
「「「「「ああ、成程」」」」」
「まあ、あれも行われなイベントになりましたからね」
その後直哉達はすこやか市に戻るのだった。