「このイベントの時その場にいたので、少なくとも僕とのどかお姉ちゃんには米田さんから助けてくれと要請される可能性があるのですが」
「ああ、それは・・・米田に協力しても構わん。トワ側にも協力者がいるしな」
「まさか・・・ビョーゲンズや隼人叔父ですか?」
「ああ、トワはお前とのどかが米田に頼まれると想定して彼等に協力を頼んでいたからな」
「成程急遽そういうゲーム式のイベントを作ったんですね」
「ああ、そうだ」
「そうしなければ後々が面倒になりそうだったからな」
「面倒な事ですか?」
「ああ、黒幕不在ではイベントを行うことが出来ないから代役を立てるにしても7人世界や、幼馴染世界の直哉と違いヤフキエル事変の主要キャラとの接点が余りにも少ないからな」
「そう言われたらそうですね」
「おやお姉さんたちも、そこの動物顔の奴と同類なのかな?ピンクのお姉さん」
「「「「早い」」」」
「僕はパトリック様の僕の黙示録の三騎士の一人の白騎士だよよろしくねお姉さん」
「白騎士貴方の目的は何なの?」
「パトリック様が、動物顔の出したあれに興味を持ったからね捕獲するのさ」
「邪魔をするなら4人共殺すよ」
「「「そうはさせないよ。白騎士そこにいるバテデモーダを捕まえさせない」」」
「そうなんだ。お姉さん氏を選ぶんだね。嬉しいな僕人間を殺すのが好きなんだ」
「「「ああーー」」」
「成る程、ナノビョーゲンから僕達の知識を得たのですね」
「そう言う事だ」
「しかし何故こんな手段を選んだのですか?」
「それはお前達と戦う為だ。さあお前達も変身しろ」
そう言って、赤騎士は1つの香炉を取り出した。」
「「「「あれは」」」」
「これは幻魔の香炉と言ってなこれを破壊しなければ紫藤直哉達は死ぬぞ」
「行ってこいナノビョーゲン」
「ナノーー」
そして香炉型メガビョーゲンが現れた。
「確かに僕達はヤフキエル事変の黒幕社長や黙示録の三騎士のマスターをしていたキャラとは面識はないですね」
「だから代役を立てるより、時間稼ぎのイベントとしてアレンジをしてダグラス社の行動を遅らせる様にトワがダグラス社を動かしている。社長としてな」
「成程トワが今動けないんですね?」
「ああ、そうだ」
「わかりました。それでヤフキエル事変の前に僕達特殊遊撃部隊は、米田さんの救援要請がない限り動かなくて良いんですね」
「ああ、あれば隼人やビョーゲンズが帝都に現れる手筈になっているから直哉達はそういう理由で介入する形となる。そのイベントに介入した時に行方不明の黒幕社長の捜索状況を伝えるようにする」
「わかりました。しかしヤフキエル事変の前によくこんな無茶なイベントを行えましたね」
「ああ、それは・・・余り言いたくないが過去の紫藤直哉とこちらのダグラス社の社長と会っていたとしたら・・・そしてダグラス社の社長が、過去の世界に跳んでいたら?」
「いやいやあり得ないですよ。確かに帝都内では自由に行動をしても良いとトワが許可したとしてもその間で、直哉さんがダグラス社の社長にあったとしてもそもそも直哉さんの世界では、ヤフキエル事変は終わっている筈ですし」