時を少し戻して・・・
「ふう、大分酔いもさめたからお前達ともここで別れようと思う」
「え、でも・・・」
「お前達が大帝国劇場についてはいけないだろう?」
「それはそうですけど・・・直哉君どうしたの?」
「のどかさん米田さん。気をつけてください僕達は何者かに狙われているみたいです」
「「ええ――」何だと」
「来ます」
その時大柄の金髪の男達が複数人が米田を狙い行動を起こした。
「狙いは俺かよっと直哉とのどかは・・・連中に姿を見られていないのなら都合ががいい」
そして米田は男たちから逃げる為に公園を脱出した。
大帝国劇場支配人室・・・
「加山今回俺が狙われたのは、陸軍の連中が原因か?」
「はいほぼ間違いないですね。陸軍は帝都を守る気無いようですね」
「まあ、そう言うな加山。陸軍は金食い虫の帝国華撃団より安価ならそっちに乗り換えたい気持ちはわかるだろ」
「それは・・・ですがよりにもよって他国の軍事企業の作った蒸気機械で霊的災厄に対抗出来るとは思いません」
「いやこれは帝都防衛が出来る出来ねえの問題じゃねえ」
「と言いますと?」
「現時点で、大神を呼び戻すには2ヶ月はかかるからな」
「米田さん1つ質問ですけど大神さんに帰還命令を出しましたか?」
「いやまだだが出した方がいいか?」
「ええ、その方がいいかもしれません。もし本当にヤフキエル事変事変に似た艇庫軍部の動きがあるとすればですが・・・」
「そうだな連中の監視が緩い時に出しとくべきだな」
「あの時の直哉の質問の意味が今ごろわかるとは」
「あの頃のワシは、直哉の言葉を素直に聞けてなかったかもな」
「ですが支配人・・・」
「いやまだだが出した方がいいか?」
「ええ、その方がいいかもしれません。もし本当にヤフキエル事変事変に似た艇庫軍部の動きがあるとすればですが・・・」
「そうだな連中の監視が緩い時に出しとくべきだな」
「可能なら早めにしておくべきと思います」
「わかったそうしておこう。後直哉すまないが別の事件も解決してくれないか?」
「別の事件ですか?」
「ああ、最近帝都の各地にあるレストランで急に料理の味が変わったという苦情が出始めてな」
「成程」
「わしが調べた範囲でわかった事だが怪盗らしき者が現れた後から料理の味が変わったと言う事だ」
「あの当時不可解な事件も起きてましたし、その調査に花組を使って花組の皆さんから文句を言われてましたよね」
「う、仕方ないだろうあの手の店には女性が良いんだよ。じいさんが1人で行くよりは」
「まあ、確かに支配人が1人で行くよりは怪しまれないと思いますが、何でこの任務が帝国華撃団の方に来たのですか?」
「そりゃあ本来は特殊遊撃部隊に出したいが、陸軍の連中は特殊遊撃部隊に通じる通信が使えないらしいんだ、黒鬼会の件からな」
「ああ、それは・・・納得です」
「まあそう言う訳で俺達に調査任務が来たのさ」