「あの当時不可解な事件も起きてましたし、その調査に花組を使って花組の皆さんから文句を言われてましたよね」
「う、仕方ないだろうあの手の店には女性が良いんだよ。じいさんが1人で行くよりは」
「まあ、確かに支配人が1人で行くよりは怪しまれないと思いますが、何でこの任務が帝国華撃団の方に来たのですか?」
「そりゃあ本来は特殊遊撃部隊に出したいが、陸軍の連中は特殊遊撃部隊に通じる通信が使えないらしいんだ、黒鬼会の件からな」
「ああ、それは・・・納得です」
「まあそう言う訳で俺達に調査任務が来たのさ」
「そうだったんですね」
「ああ、だがあの怪盗も陸軍と繋がってるかもしれんな」
米田がそう言った。
「別の事件ですか?」
「ああ、最近帝都の各地にあるレストランで急に料理の味が変わったという苦情が出始めてな」
「成程」
「わしが調べた範囲でわかった事だが怪盗らしき者が現れた後から料理の味が変わったと言う事だ」
「怪盗ですか?」
「そうだ」
「トワさん」
のどかがトワに言う。
「そうね、米田一基その怪盗は異世界の存在よ」
「「異世界の人間」ですって」
トワの言葉に驚く米田とエステルだった。
「皆少し長いけどこの映像を見て貰えるかしら?」
そう言ってトワが映像を再生した。
「あ。すまんゼムリア大陸での闇の力を浄化後にな管理者の神殿内に1人の少女とヒーリングガーデンに住んでいるヒーリングアニマルとは異なる妖精が現れたのだ」
「ええ――それは本当ですか?」
「ああ、ゼムリア大陸にいるトワと飛鳥に連絡後に直哉とその2人を会わせてとトワが言っててな」
「成程」
「トワがそう言ったのなら、トワはその2人がワイズマンの言っていた世界の関係者と見てるんですね」
「そう言う事だ。17番目のプリキュアの世界に関してはこちらとしてもまだ確証がないからな」
映像中断・・・
「これが融合世界に漂流してきた人物との出会いよ」
「しかし支配人。特殊遊撃部隊の創設者の方が言いましたよね、異世界の怪盗だと」
「支配人はその話を信じていないんですか?」
「いや信じてるぞ実際に見たからな」
「プリキュア!プレシャス・トライアングル!」
「オナカイッパーイ」
「ごちそうさまでした」
「「「トリプルハートチャージ!」」」
「「届け!」」
「「癒やしの!」」
「「パワー!」」
「「「プリキュア!ヒーリング・オアシス!」」」
「ヒーリンググッパイ」」
「「「「お大事に」」」」
「くっまさかキュアグレース達がこの空間に入れるとは・・・それが誤算だった。
「「お疲れ皆」」
「おう直哉久しぶりにお前のプリキュアの姿を見たぜ」
のどかの両親と米田が戻って来た直哉とのどか達に言う。
!!
「ちょっとちょっとのどか達のご両親達、貴女達がプリキュアだって知ってるの?」
「「「はい」」」
「えーーいいな」
「コメ」
「あら、かわいい。ゆいさんの妖精さんは赤ちゃんにもなれるのね」
「え、普通コメコメを妖精と認識しないのに、のどかのお母さんやるわね」
「あはは、お母さんもお父さんもある意味桜花さんに鍛えられたからですね」
「そうなの?ところで桜花さんて誰なの?」
「ああ、それは・・・僕の母親ですよ。ローズマリーさん」
「最も僕は母親の記憶は殆どないですけど」
「え、そう嫌な事を思い出させたわね」
「別に構いませんよ。ローズマリーさん」
「あの戦いを見て異世界の住人と言うのは納得したからな」