とあるホテルの一室・・・
「よく来てくれたね紫藤隼人」
「ああ、あんたが俺を呼ぶなんて珍しいからな」
「あはは、確かに珍しいことかもしれないね、さて私の部下から君を呼んだ理由を聞いているかな?」
「ああ」
「隼人お前が戻る直前にこのイベントがあってな」
「おいおいこれって良いのか?奴は俺の前世なのだが?」
隼人がレイに聞く。
「ああ、それは・・・以前こういう事があってな」
「と、お前の部下から聞いたが良くもあんなむちゃをしたもんだ」
「仕方ないだろう。先方の依頼だったからな」
「ええ、それで良いわよ。ねえ直哉貴方融合世界に行きたくない?」
「ええ――融合世界にですか?」
「そうよ」
「でもあの世界は、以前あった時に・・・」
「それなのに僕を過去に行かせてまさかまたメガビョーゲンを見る事になるなんて思わなかったですよ」
「ええ、でもメガビョーゲンを見てるのはあの時間軸の直哉だけだし仕方なかったのよ」
「まあ行けと言われれば行きますけど、良いんですか融合世界の場合米田健二の複製人間の立場である僕が行く事で、いらぬ混乱を与えるだけではないです?」
「僕としてもメルクの希望で来てくれた彼女達の世界を混乱させる原因にはなりたくないですよ」
「ああ、それは大丈夫よ」
「後から融合世界の管理者に連絡しておくから」
「・・・それなら良いですけど融合世界にどう行けばいいのでしょう?」
「それはこれを使うのよ」
そう言ってメルクは融合世界で使われている簡易ゲートを出した。
「こういう形で協力を要請されたのだから」
「それでお前はこれからどうするのだ?」
「私は何もしないさ今の所はな」
帝国軍部では・・・
「ほうほうこれはいい機体だ、何より維持コストが格段に安い」
「ありがとうございます。これを機会に、わが社ダグラス社をよろしくお願いします」
「ああこちらこそだ」
こうして、帝国陸軍とダグラス社の軍事協力が、決定した。
「この話を進めたが正式にヤフキエルを譲渡はしない。帝国陸軍の本気を見る為にな」
「そう言う事か、それでお前は俺とのコンタクト取る為に呼んだのか?」
「そう言う事だ
「いいぜ
「それで俺はまず何をすればいい?」
「まずお前の手駒であるあれを帝都中に出現させろ」
あとまわしの魔女の執事であるバトラーがヌメリーとエルダとカニを呼び新型ヤラネーダを生み出す球を3人に渡した。
「「「何だこれは」何何」何よこれ」
「これはゼンゼンヤラネーダを生み出す球です」
「「「ゼンゼンヤラネーダ?」」」
「ふん要するにヤラネーダを帝都で暴れる様に仕向ければいいんだな?」
「そう言う事だ」
どのタイプのヤラネーダが良いとかそう言うのはあるのか?」
「それはお前に任せる。ブルー」
「そうかわかった・・・」
「ただ俺が動くとお邪魔虫が帝都に来るけど構わないんだな?」