「そんな馬鹿な、いくらイシュメルガの力が強大でも原因不明のバリアが張られたリベルアークに大神さんとマリアさんを侵入させるとは・・・」
「直哉さん出来るだけこちらに来て下さい」
「そうしたいのは山々なんですけどこちらもメガビョウゲーンの活動が活発になり始めているので早くにそちらに行くことは無理かもしれません」
「そうですか」
「ただイシュメルガに因縁を持つ彼等がいますから彼等に連絡をしますよ」
「本当ですか直哉さん」
「はいただ彼等にクローゼ姫殿下の連絡ではなく響さんからの連絡としますね」
「わかりました」
そして直哉はクローゼとの連絡を終えて、リィン・シュバイツァーのいる家に連絡している間グレースは芝公園に向かっていたが、彼女の行く手を阻むように別のメガビョウゲーンを率いるグワイアルがグレースの前に現れたのだった。
リーンリーン
その時電話がなった。
「あ、私が出ますね)
そう言ってユウナは居間を出て電話の元に向かった。
「あ、直哉さんどうしたんですか?電話で連絡するなんて」
「ごめんなさいユウナさん今家にリインさんいますか?」
「ええ、いますよ、ナオヤ・ブライトさんと話をしているので」
「ナオヤさんもいるんですねちょうどよかったです。なら二人に伝えてください。急いで」
そして直哉はユウナに伝えた。それを聞いたユウナが・・・
「でえええええーー]
絶叫したのだった。
「その話は本当に?」
「ええ、先ほど先行してナオヤ・ブライトさん達のゼムリア大陸にいる響さんからの連絡で聞いたので間違いないです。これから僕ものどかさんと飛鳥ちゃん達を共にゼムリア大陸に行きますので)
そう言って直哉は電話を切った。
そして直哉はグレースと自分の置かれている状況に驚いていた。
「はい、今回の襲撃は刹那ではなくて、グワイアルの作戦だったのですか?」
直哉が驚いていた間にグレースはメガビョウゲーンを浄化するために必殺技を放つ。
「グレース」
「エレメントチャージ」
『キュン、キュン、キュン、』
ヒーリングステッキの肉球を3回タッチしたグレース。
「「ヒーリングゲージ上昇」」
「プリキュア 、ヒーリングフラワー」
ピンク色の光線がエレメントと包み込むように助け、メガビョーゲンを見事に浄化させた。
「ヒーリンググッパイ」
「「お大事に」」
だが新たなメガビョウゲーンがグレースと直哉の前に現れた。
「「ええーーどういう事」ラビ」
グレースとラビリンは浄化した筈のメガビョウゲーンが再びその場に現れて驚いていた。
「ウハハキュアグレース貴様はグワイアル作り上げたこのメガビョウゲーンには絶対に勝つことは出来ぬぞ」
「さあやれメガビョウゲーン」
「メガガビョウゲーン」
そしてメガビョウゲーンは口から糸のような物を吐き出しグレースの体とヒーリングステッキに糸が絡み付いた。