「うお、これは一体何が起きている?」
そう言ってイシュメルガはリヘルアークの最上階に行く前に大地が赤黒く変色している原因をみていた。
「大地が赤黒く変色している。それにこれは大地が病気になっているのか」
「これがメガビョウゲーンの力の一端なのか」
イシュメルガは大神の記憶をみてゼムリア大陸に起きている事について考えていた。
大神の記憶・・・
それじゃ直哉お前が以前言っていたノイズ以外の謎の敵も来る可能性が高くなったのか?」
「ああ、メガビョウゲーンの事ですね」
「メガビョウゲーンとは一体?」
直哉の言ったメガビョウゲーンという言葉をわからない花組だった。
「そうですね大神さん貴方が風とかをひいたらどうしますか?」
「え、病院に行って、薬をもらってウィルスを退治するけど」
「そうですね、簡単に言えば、メガビョウゲーンとはウィルスなんです。星を病気にするための」
「「「「「何だってーー星を病気にーー」」」」」
「そんなやつらもいるのか?直哉」
米田が直哉に聞く。
「ええ、います。米田さん僕が米田さん達と3年間姿を見せない時期ありましたよね」
「ああ、あったな」
「あの時にメガビョウゲーンが存在する世界に行っていたので」
「成る程な、別世界に行ってたのかそりゃ見つからんな」
「別世界と言っても融合世界の中にある世界ですけど」
「今回の件で、初めて大神の記憶にある紫藤直哉の説明に納得したわ。だがメガビョウゲーンの能力はかなり使えそうな力だな」
そしてイシュメルガは一つの結論をだし、マリア・タチバナを名も無き村に向かわせた。
その頃紫藤飛鳥と帝国華撃団の隊員達もゼムリア大陸にたどり着いた。
「「「「「ここが異世界なのか?」」」」」
「本当にひなたとちゆ達の世界とは全然違うよ)
「それは本当なのか?アイリス」
カンナがこのメンバーの中でのどか達の世界に行った事のあるアイリスに聞く。
「そうだよ」
そしてアイリスがその時の事を話し出す。
ここが異世界の街!!」
「うわー凄いよ。お兄ちゃん」
「ああ、そうだなアイリス」
「あれ、直哉お兄さん響お姉ちゃんは?」
「ああ、実はね響さんはこの世界では僕と同化しちゃうんだ」
「「ええーー同化をーー」」
「まあこの世界に余計な混乱を避けるためのルールですね」
「「成る程」」
「ここはあの時見た街とは全然違うよ」
「しかし街がえらい暗いし大地がふにゃふにゃだな、皆気をつけて行けよ」
カンナが皆に向け言う。
!!
「この状態は・・・まさか」
「以前パパがプリキュアになる直前プリキュアが動きを封じられた時と同じ状態だ」