「これはあの時の帝都で起きた状態と同じだ」
そう言って飛鳥はあの時を思い出す。
メガビョウゲーン」
「やっぱり来たね。プリキュア、ここはお前達の世界じゃないのに」
「「「ダルイゼン、どうして中心世界に来てるの?」」」
「簡単に教えるわけないだろプリキュア」
「やれメガビョウゲーン」
「メガ・・・ビョウゲーン」
ダルイゼンがメガビョウゲーンに言うと、メガビョウゲーンは信号それぞれから赤色の光を三人のプリキュアに浴びせるとプリキュアに異変が起きた。」
「「「動けない」」」
「これはどういう事ラビ?直哉」
ラビりんが直哉に聞く。
「恐らくだけどあのメガビョウゲーンは信号機と同じ意味合いを持ってると思う。つまり赤色の光を浴びたままだとグレース達は動けなくなり・・・」
「メガビョウゲーン」
メガビョウゲーンは両手を使い、プリキュア達に攻撃を与える。
「「「きゃああああ」」」
体が動かせないプリキュア達は防御も取れなくなってメガビョウゲーンの攻撃をまともに受けてしまっていた。
「あの時のようにお手当てが出来ずにメガビョウゲーンを長く放置していたときより酷い状況だわ」
「おい、これからあたい達はどうするんだ?」
カンナが考えている飛鳥に聞く。
「・・・あ、そうですね私達もあの空中都市に行きますよ」
「「「「「何だってーーー」」」」」
「あの空中都市に大神一郎さんとマリア・タチバナさんとイシュメルガがいますからね」
「せやけど、空中に浮いているやでどうやって行くんや?」
紅蘭が飛鳥に聞く。
「それはもちろん・・・空を飛んでですよ」
「「「「「何だってーーー」」」」」
少し時を戻して、名の無き村では
「フォンティーヌとスパークルこれはどういう事?ネフィリムはシンフォギア世界の完全聖遺物のはずが、メガビョウゲーンと同じように蝕む力があるの?」
「それが・・・」
フォンティーヌが今までの経緯をグレースに話した。
「成る程そう言う事でネフィリムが蝕む力を使うようになったラビか」
「そうだペン純粋なメガビョウゲーンなら簡単だったペン」
「そうだな四人の力を使えばネフィリムに大ダメージを与えれるかもしれないニャ」
「それは無理なの直哉君は力を使いすぎて今寝てるの」
「「「「何だってーーー」」」」
スパークル達はグレースとラビリンの説明に驚いていた。
「「そんな私達がこちらに来ているときにグライワルとビョウゲーンキングダムの一員になった蒼き刹那が帝都で動いていたなんて」」
「帝都の方は何とかなったけどね、それでこちらに来れたんだけどね」
「あらーキュアグレースが来ちゃったのねうふふ、まあ良いわ。ゼムリア大陸もこれだけ蝕む事が出来たから私の目的としては成功よ」