ええ、実は・・・」
そして直哉が代表してマサキに説明をする。
「成る程ね、響が前の世界で左腕を食べられた事によるトラウマが再発して響が戦えなくなってるのか?」
「ええ、そうです」
そして直哉がはゼムリア大陸での戦いのことを話し出した。
だがネフィリムはプリキュアの2つの必殺技の力を取り込みその勢いのまま響に突撃し、響の体ごと吹き飛ばした。
「うあああ」
ネフィリム突撃を受けた響のシンフォギアは粉々に砕けその欠片をネフィリムが食べた。
「そんな事が起きてたなんて、最悪のタイミングでトラウマが甦ったのですね」
「恐らくはね」
「確かに響さんはネフィリムに自分の左腕を食べられた記憶が有るので、今回はシンフォギアの欠片を食べられたのを見てフラッシュバックを起こした可能性がありますね」
「どうすればいいの?」
「とりあえず皆と合流を急ぎましょう、そしてフラッシュバックを起こして動けない響さんを見つけましょう。今回はシンフォギアの欠片を食べてパワーアップしたネフィリムの自我が響さんを食事と認識しているかもしれないので」
「おいおい大変じゃねえか、それで響やのどかの仲間達の行方はわかってるのか?」
「ええ、それはフォンティーヌとヨシュアさんがゼムリア大陸の未来世界にそして響さんとええさんとスパークルさん達が融合世界のシンフォギア世界の飛ばされたようです」
「成る程ねだから直哉とのどかは同じ役割を持つ響を優先したんだね」
「ええグレ響さんにその辺りの話をしましたっけ?」
「ああ、あの時だよリィンが初めて融合世界に来たときね」
「ああ、あの時ですか」
そう言いながら直哉がその時を思い出していた。
あのーそろそろいいですか?」
「ああ、すみません!」
「貴方は紫藤直哉さんどうしてここに」
そう言いながら青年が直哉に近づこうとしたときエステルが二人の間に入った。
「そこまでよ私の名前は、エステル・ブライトよ。貴方の名前は」
「・・・灰色の騎士と呼んでくれ」
「灰の騎士ですって」
「ちょっユウナさんこれはどういう意味です。リィンさんが灰色の騎士と名乗るのは?」
「恐らく教官はエステルさんとヨシュアさんの格好をみて、自分の本名を名乗るのは得策ではないと判断したのでは」
「成る程」
「あのーエステルさんと騎士さんと翼さんは一緒に大帝国劇場に行きましょう」
「「「ええ、いいてすよ」」」
それぞれの代表者の同意が得られた直哉達は大帝国劇場に向かった。
「あ、すいません騎士さん光武を5機運んで頂けませんか?騎士さんの機体で」
「いいてすよ。直哉さん」
「あの時は僕と翼さんとエステルさんと大帝国劇場に行った時に響さんからそんな話をしたんですね」
「そう言う事よ)
「それで直哉お前はグレ響と共にシンフォギア世界に向かうのか?」
「ええそのつもりです。ゼムリア大陸で現れたネフィリムがシンフォギア世界に行っている可能性がありますから」
「直哉はマサキにそう伝えた。