大神一郎少尉が大帝国劇場に来た日の夕方・・・
大帝国劇場支配人室・・・
「いやはやさくら災難だったな。まさかノイズが一年ぶりに出てくるとはな」
「はっノイズですか?あの怪物の呼称が」
「ああ、元老院の連中がそう決めたようだ」
「俺にしては元老院の連中自身がノイズ、つまり雑音なんだが」
「支配人も大変ですね」
「まあな、時にさくらそろそろ教えてくれねえか?お前紫藤直哉の居場所を知ってるんだろ?」
「米田さん仮に私が紫藤直哉さんの居場所を知ってたとして彼に貴方は何をさせたいのですか?」
少し時を遡り直哉の自宅では・・・
「直哉君ごめんなさいシンフォギア奏者としての姿を大神さんに見られてしまいました」
「まあ仕方ないですよノイズが自然発生したのなら」
「「ええ、どういう意味」」
翼と響が直哉聞く。
「翼さんや響さんがこちらの世界に来る前の世界でもノイズは自然発生していたのでしょ」
「「ええ、まれにだけど」」
「そのまれがこちらでは100%ですよ。今までノイズが現れてない世界に、確かに融合世界の要素だからと考えられないこともありますがね」
「恐らく翼さんの世界とこちらの世界ではノイズの出現するのに決定的に違うものがあるはずなんですね」
「確かに1回目のノイズの出現は私達の世界が融合世界となったから自然発生したのかと思ってましたけど」
響がそう言う。
「だけど今日の巨大なノイズは明らかに大神一郎さんだけを狙っていたように見えた」
「ああ、それは私も感じたが標的が二人しかいなかったからだとおもっていたが」
「ええ、僕はその場に居なかったけど、恐らくそのノイズは遠隔操作されている可能性が高いと思う。」
!!
翼と響は直哉発言に驚いていた。
「そして最悪な想定としてノイズを遠隔操作出来る手段があった場合今回の事件をの犯人の目的が大神一郎の殺害することだとしたら?」
!!
「大神さんが死んだ場合中心世界の本来あるべき歴史が消滅しますからね」
「まさか直哉君は今回の事件の犯人の目的が大神さんを殺す事だと思っているの?」
響が直哉に聞く。
「ええ、僕はそう見ています。恐らくは元老院の中に犯人がいるかもしれませんね」
「えーー」
「なんと」
「そこで翼さんにお願いです。並行世界にノイズを遠隔操作が出来る手段として存在するのなら恐らくこの世界にもあるのでその物の調査をお願いしたい」
「ああ、了解した。こちらの世界では響しかノイズに対抗する手段がない以上。私達の力に頼ってくれるのは嬉しい」
そう言って翼は並行世界に戻っていった。
「さてと響さん僕たちも大帝国劇場に行きましょうか?」
「うんそうだね」
そして冒頭の時間に戻る。
「それは・・・」
「失礼します支配人。あ、さくら君もここにいたんだね」
「どうした?大神俺に用があるんだろ?」
「あ、そうでした。支配人と約束があると言ってお客さまがいるんですけどどうしましょうか?」
「俺に客だ?今日は来客の予定はなかったはずたが」
「大神そいつの名前は何て言ってた?」
「えーと紫藤直哉様でした支配人」
!!
大神の言葉に驚く米田とさくらだった。