時を少し戻して・・・
「大丈夫かさくら」
「ここからは俺も戦う一掃に戦おう」
「はい、神山隊長」
そして神山と雨宮は協力しあい門番的な怪蒸気を倒すことに成功した。
「「やった」」
「誠十郎さんやりましたよ」
「ああ、このまま行くぞさくら」
「はい」
そして二人は先に進むとある風景が見えた。
「これは酷いな、何か巨大な物が暴れているような状況じゃないか?」
「この特殊な空間でまさか降魔以外の者がいると言うことですか?神山隊長」
「いや、そう言うことでは無いが、さくら念のためこの一帯に生存者がいるか調べておきたい」
「わかりました。神山隊長」
そしてさくらはこの一帯に生存者がいるかを調べた。
「あの残骸は恐らく直哉さんや響さんが降魔と戦っていた跡だと思うと言う事はこの辺りに二人がいるのかしら?」
その時雨宮さくらの機体に生命反応を関知した。
!!
「神山隊長この付近に生命反応があります」
「何?本当に生存者がいるのか?恐らく魔空空間に閉じ込められている人たちだろう」
「行くぞさくら」
「はい、誠兄さん」
そして二人は生存者のいる場所へ向かった。
「うう、響さん大丈夫ですか?」
「うん大丈夫だよあの上級降魔は、直哉君を倒したと思って撤退したみたいだから」
「そうですか、なら響さん今すぐのどかさんの救援に向かって下さい」
「ええーー直哉君の治療が残ってるよ」
「僕のことは後で構いません。早くのどかさんの所に向かって下さいこのままだとあの時の繰り返しですから」
そして直哉は響に説明をしながらあの時を思い出していた。
「あらあらせっかちねまだ戦う何て言ってないのに」
「そんなの信じられないにゃ」
「まあそうだろうねいいわよ直哉君に慰めてもらうから」
「「「「はあ」」」」」
四人はシンドイーネの言葉に驚いていた。
「ちょっと待ってください。貴方はキュアグレースさん達の敵ですよね」
「ええ、そうよだからすこし痛いけど我慢してね」
そう言ってシンドイーネは小さい魔力弾を直哉の腹部に当てた。
「え、うわああ」
「直哉君」
グレースが直哉を助けに行こうとしたときグレースにも異変が起きたのだった。
「がはっ何で急にお腹に痛みが・・・」
「あの時のようにのどかさんにも僕の受けたダメージが反映されている可能性が高いので行って下さい」
(わかったよ確かに魔空空間の外にいるちゆちゃんやひなたちゃん達が来るのには時間が足りないね」
(だけど直哉君もほっとけないよ)
(大丈夫です。僕は、さくらさん達に救助されますから)
直哉の言葉を聞いて響は雨宮さくら達がこちらに向かっているのを見て響は、先にキュアグレースの元に向かった。
響が直哉の元を離れて数分後・・・
(君大丈夫かい?)
(ええ、大丈夫とは言えない格好ですけど大丈夫です)
(君男の子なのかい?そのような格好だから女の子と思ったよ」
神山誠十郎が直哉を見てそう言う。