でっさくらさんこれはわざとかしら」
「あ、しまった」
すみれに言われさくらはあわてて自分が踏んでいたすみれの着物の裾から足をのける」
「ごめんなさいすみれさん」
その時すみれが余計な一言を言うのだった。
「たくっこれだから田舎娘はがさつでお下品で器用にコロコロとよく転べますわね」
「むーーふん」
すみれがそう言った直後さくらはおもいっきりすみれの着物の裾を踏んだ。その影響でふたたびすみれが顔面から着地した。
「で!!」
その一連の様子を見ていた大神は・・・
「まずいぞさくら君もすみれくんも爆発寸前だぞ、どうする大神彼女達を止めるか?」
「でも下手に手を出すと痛い目を見るかな?
そう考えて舞台裏にいた大神だったが・・・
「あ、お兄ちゃんすみれとさくらの喧嘩を止めて」
「あ、アイリス俺があの喧嘩をとめるのかい?」
隠れていた大神だったがアイリスに見つかりすみれとさくらの喧嘩を止めるように頼まれたのだった。
そして二人の喧嘩は互いの顔を叩くまで発展仕掛けたその時
「いかん二人共喧嘩をやめるんだーーあだーー」
その瞬間二人のてが大神の両頬にクリーンヒットしたのだった。
!!
大神の乱入に気がついた二人は驚いていた。
「「大神さん」少尉」
そして二人の喧嘩は止まるのだった。
「ねえ二人共聞いてくれ。俺は軍隊にいたから劇団の事はよくわからないけど劇団だってチームワークが大事だろ?喧嘩はやめようよ」
「少尉」
「お兄ちゃん」
「俺の言いたいことは、それだけだからじゃ俺は行くよ』
そう言った大神は舞台から去った。
大神が舞台から自室に戻るため階段を上がろうとしたときさくらが大神呼び止めた。
「待ってください大神さん。私の話を聞いてもらえますか?」
「さくら君。ああいいよ」
「大神さんは米田支配人が大神にしたのは、帝国華撃団花組は普通の軍人にはさせない。人の命を無下に扱う軍人にはさせないと言ってました。だから大神さん私達を愛してくださいそしてこの帝都を脅かす敵と戦って下さい」
「ちょっと待ってさくら君帝都を脅かす敵とはどういう事だい?」
「それは・・・」
ピーピーピーピー
その時大帝国劇場に緊急サイレンが鳴った。」
「これは一体」
「大神さん敵の襲来です」
地下司令室に行きますよ」
そして大神はさくらに案内され地下司令室にやって来た。
「ここは一体」
「ここはな、帝国華撃団の中枢である地下司令室だ。大神」
「あ、米田支配人帝国華撃団は本当にあったんですね」
「無論だ。大神帝国歌劇団は仮の姿に過ぎん。お前を騙すようなことしてすまなかったな。だがお前に隊員達を預けることが出来るか見たかったのだよ」
「米田司令」
そして米田は改めて帝国華撃団の隊員の紹介をした。
「さて今回現れた敵はノイズではなく魔装機兵を使う帝国華撃団の敵対組織黒之巣会と判明した」
「黒之巣会、それが俺達の敵なんですね」
「そうだ、黒之巣会の出現地点は5日前にノイズをコードネーム天使が倒した上野公園だ、大神出撃命令を出せ」
「了解です。帝国華撃団花組出撃せよ!!」
「「「「了解」」」」
そして大神率いる帝国華撃団は、上野公園に向けて出撃したのだった。