「よく見つけましたカオルさん」
おうおうおわつらいむきに面白い素体があるじゃないか?進化しろ!!ナノビョウゲーン」
「ちっプリキュア達がもう来たのか、メガビョウゲーンやってしまえ」
「「メガビョウゲーンメガビョウゲーン」」
グワイワルの言葉を聞いた2体のメガビョウゲーンは本格的にプリキュアと響に襲いかかるのだった。
「ここまでしかありませんでした」
「しかしあのがっちりした男が出したあれが暴走機械をあのメガビョウゲーンと言う者に変化させるとは」
「私も驚きました。まさかあんな小さなものだとは」
「プリキュアの皆さんこの映像を花組にも見せて構いませんか?」
すみれがプリキュアの3人に聞く。
「「「ええ構いません。帝国華撃団の皆さんは当事者なので知る権利がありますから」」」
「ただ私達はこれ以上こちらの世界の降魔関連の事には関わりませんから」
「何故ですの?」
「私達は近いうちにこちらの世界を去るので」
「何でですの?」
「私達は本来こちらの世界にいてはいけない人間なので」
「グレースがそう言う。
「それにこのままこちらに居れば私達の存在が降魔以上の混乱を招く要因となる可能性がありますから」もしグワイワルとの戦いの映像がなければ、私達はその可能性を考える事は後になったと思いますが」
フォンテイーヌがそう言う。
「でも私達も帰還準備が終わるまでは、こちらの方で起きるビョウゲーンズ達との戦いには協力しますから」
スパークルがすみれに言う。
「仕方がないですわね。そう言う事なら諦めますわ貴女達の事は」
「「「すみません」」」
そしてプリキュアの3人は支配人室を出て大帝国劇場を出ていく。そして人通りの少ない公園で3人は変身を解除した。
「ふう。直哉君すみれさんに対しての答えはあれで良かった?」
のどかが直哉に聞く。
「ええそうですね。実際こちらの世界にこれ以上負担をかけるのは得策ではないですし」
「そうね飛鳥ちゃんも言ってたけど米田健二の姿が消えたのなら一度融合世界の方に戻るのもいいと思うわ」
ちゆが直哉の意見に同意する。
「それで飛鳥ちゃんと薫ちゃんはどこにいるの?」
「ああ、ひなたさんそれはあの二人ならまだ雨宮さくらさんといますよ」
「ええーー私達置いてきたの二人を?」
「いえいえ違いますよ。飛鳥ちゃんと薫ちゃんにとってはこの時代の人間と親しくなることは良いことの筈ですしね」
「「「あ、そう言えば飛鳥ちゃんと薫は世界は違えど未来人で今私達のいる時代から来てた」」」
「それに僕達と行動するよりは、別々に動く方が僕達はビョウゲーンズとワイスマンが狙っていますし、飛鳥ちゃん達の方は夜叉が狙っていますからね」