雨宮さくらは誠十郎の通達を聞いて急いで大帝国劇場に戻ってきた。
「ただいま戻って来ました。誠十郎さん」
「ああお帰りさくらもうすぐすみれさんから説明があるから地下司令室に向かおう」
「はい」
その頃地下司令室では・・・
「どういう事だよ。すみれさん帝国華撃団が活動停止とは」
「・・・」
すみれは初穂の質問をスルーした。
「何で答えてくれないすみれさん」
「まあ初穂さんさくらさんも隊長も来てませんし待ちましょう」
クラリスが初穂に言う。
「ちっわかったよ」
「来ましたね」
「「遅くなりました」」
「薫さんあの映像を再生してください」
「わかりましたすみれ様」
「まず皆さんこの時を覚えてますか?」
映像開始
俺達に何か手伝えることないか?」
「あるわけないだろお前たち人間に」
「ありがとうございますなら僕たちに霊力を渡してくれますか?
「霊力を・・・てペンギンが喋っている」
神山は自分と話をしている相手がペンギンとわかり驚いていた。
「お久しぶりだねスパークルとニャトランも」
「「おおーーさくらさん」じゃん久しぶり」
「しっ隊長が私達の事を知らないからあくまで知らない人のようにしてね」
「わかりました」
「それで何でこんなに苦戦してるの?」
「ああこのメガビョウゲーン達は霊力で浄化する力を相殺してるんだ、だから俺達に霊力を渡す直哉がいないからあのメガビョウゲーン達を浄化出来ないんだ」
「わかったわそう言う事なら私が直哉さんの代わりに力を貸すよ」
「本当か、助かるぜさくら」
そしてさくらは自分の霊力の一部をニャトランに渡した。
「よっしゃこれでいける行くぞスパークル)
「いいよニャトラン」
そう言いながらスパークルは車型メガビョウゲーンの前にたった、
「プリキュアチェリーヒーリングフラッシュ」
「メガガガガSビョウゲーン」
「ヒーリンググッパイ」
スパークルの放った技はまるで桜吹雪の様にメガビョウゲーンを取り囲んで視界を奪いその直後に一本の矢のように車型メガビョウゲーンを貫き浄化する事に成功した。
「「何だと」馬鹿な奴等は紫藤直哉がいないのに霊力バリアを貫通しただと」
映像終了
「この時の事が華撃団連盟に知られこの戦闘に関与した私達帝国華撃団と上海華撃団にそれぞれ連盟の規約違反をしていると通達されました」
「「「「「規約違反?」」」」」」
「そうらしいですね。私もその規約があることを知らなかったですけど」
「なんか臭うな、私達を嵌める為の作戦じゃないか?」
「それでも納得いかない敵を倒して怒られるなんて」
「初穂さん私達は最弱な華撃団なのに誰が嵌めると言うのですか?」
隊員達がそれぞれ意見を言う。
「うっそれは・・・」
「神崎司令その通達は正式な物ですか?」
「ええ、悔しいけど正式な物ですよ雨宮さん」
「しかし異世界の敵と戦って規約違反と言われ、その上活動停止ですか」
「何か初穂が言ったように何かこの決定には裏がありそうな気がします」
「神山隊長もそう感じますか」
「それで私達はどうすればいいんだ?」
「とりあえず帝国華撃団は表向きには連盟の指示に従います。
「「「何で」」」
初穂とクラリスとあざみはすみれの言葉に疑問を持つ。
「待て3人共神崎司令表向きにはと言いましたねどういう事ですか?」
「ええ、正直この決定は不当と思いましたが、それはこの世界を守る戦力を失う訳にはいかないと連盟が考えるのは当たり前だと思いませんか?」
「「「「「それは確かに・・・」」」」」」
すみれの説明に納得していた隊員達だった。
「でもよ連盟の活動停止期間は私蔦は何をすればいいんだ」
「そうですね。華撃団活動が出来ないのなら演劇の部分も出来ないと思うので大帝国劇場は休館でしょうね」
「なんだよそれは」
クラリスの言葉に初穂が反応する。
「大丈夫ですよ皆さんには、休館の間に彼女達を探して下さいね」
「「「「「ええーーそんな無茶苦茶な」」」」」」
「あら私にはそんなに難しいとは思いませんよ、ねえ雨宮さん」
!!
「すみれさん、私の事を知ってるの?」
「さあ何の事だかわからないなあ」
「まあいいですわ。皆さんそう言うことでいいですわね?」
「「「「「了解です」」」」」
そして緊急の話し合いは終わった。
その頃直哉達の方でも話し合いをしていた。