戦いが終わり直哉と響も一緒に大帝国劇場に帰還していた。
大帝国劇場地下司令室・・・
「みんなよくやったな、しかし天海か、厄介な奴が出てきたな」
「そんなに厄介ななやつなんですか」
「ああ、何せ江戸を作った奴だからな」
直哉この話をすると紫藤家の過去が少し知られるが良いか?」
「ええ、構いません。それに米田さんの要請の件ですが、お受けしますよ」
「本当か、しかしどうして」
「自分はなまじこれから起きる事を知っていたので、なるべくその通りになるように仕向けていました。しかし僕の想定していた以上の速さで僕の知らない流れになってきています」
「何者かの強引な介入もあるかと思いますが、世界全体がその変化に対応するようになってきています」
「「それってどういう意味だ?直哉」君」
大神と米田は直哉に聞く。
「つまりですね、天海とノイズを操る者が共闘したことによりこの世界では最初からノイズがいた世界に分岐したのです。僕の知っている世界の歴史と」
「「「「「何だってーー」」」」」
「それじゃ直哉お前が以前言っていたノイズ以外の謎の敵も来る可能性が高くなったのか?」
「ああ、メガビョウゲーンの事ですね」
「メガビョウゲーンとは一体?」
直哉の言ったメガビョウゲーンという言葉をわからない花組だった。
「そうですね大神さん貴方が風邪とかをひいたらどうしますか?」
「え、病院に行って、薬をもらってウィルスを退治するけど」
「そうですね、簡単に言えば、メガビョウゲーンとはウィルスなんです。星を病気にするための」
「「「「「何だってーー星を病気にーー」」」」」
「そんなやつらもいるのか?直哉」
米田が直哉に聞く。
「ええ、います。米田さん僕が米田さん達と3年間姿を見せない時期ありましたよね」
「ああ、あったな」
「あの時にメガビョウゲーンが存在する世界に行っていたので」
「成る程な、別世界に行ってたのかそりゃ見つからんな」
「別世界と言っても融合世界の中にある世界ですけど」
「あの直哉君融合世界とはなんだい?教えてくれないかい」
「そうですね、ここにいる人達に理解出来るように話すようにしますけどわからない時は言ってくださいね」
「僕達の住むこの世界が誕生する前世界を管理する4人の神様がいました。4人の神様にはそれぞれの担当する世界がありました」
「「「「「神様だってーー」」」」」
「そんなある日4人の神様の上司にこう言われてあることをしたそうです」
「あることだって」
「それが4つの世界の融合でした。神様達はそれぞれの担当世界の神様の仕事のパートナーに協力要請をしましたがそのうちの1つの世界のパートナーが異世界の敵に操られ、最初の融合世界を破壊する事がそのパートナーの野望となり、結局その世界は崩壊したのです」
「そんな世界を破壊できるなんて・・・」
「おい、直哉まさか世界を破壊できる奴は生きている可能性があるのか?」
米田が直哉に聞く。
「・・・」
米田の質問に直哉は無言で首を縦にふる。
!!
「あり得ないだろ世界の崩壊に巻き込まれて生きてるとは」
「その理由は僕達の存在自体がその男が生きている証なのです」