「何だあの子達は」
「私にもわからない直哉君」
桜天武に乗るさくらがそう答える。
!!
「彼女達は貴方達帝国華撃団を救うために来たのです。遥か未来から」
「未来からだって」
桜天武に乗る紫藤直哉は3人のプリキュアの姿を見た直後、キュアグレースの中で魂だけの紫藤直哉が話しかける。
「そうです僕達は未来から来ました。紫藤直哉さん少しの間貴方の体を自分に貸してくれませんか?」
「・・・君に体を貸せばこの状況を突破できるのかい?」
「ええ、これだけの霊力があれば・・・」
「行くよフォンティーヌスパークル」
「「ええ」」
「「「トリプルハートチャージ」」」
「「届け」」
「「癒やしの」」
「「パワー!」」
「「「プリキュア ヒーリング・オアシス」」」
「「ヒーリンググッパイ」」
「「「お大事に」」」
2体のメガビョーゲンは、ヒーリングオアシスによって浄化されたのだった。
「「「「凄い」」」
そして信号機型メガビョーゲンが浄化されたことにより帝国華撃団を救出したのだが・・・
「「「ええーーヒーリングオアシスが変化した――」」」
2体のメガビョーゲーンを浄化した後消える筈のヒーリングオアシスが変化を起こしメガ降魔を狙うだがメガ降魔も浄化されまいと踏ん張る。
「これはまさか・・・直哉君なの?」
「そうですよ。グレースさん。今こちらの世界の紫藤直哉さんの体を借りてヒーリングオアシスに僕達の霊力を入れたので、このままメガ降魔を浄化してください」
「わかった」
「フォンテーヌ、スパークル」
「ええ、聞こえたわグレース」
「直哉君の力を無駄に出来ないもんね」
「GUOOO」
「「「貫けーー」」」
「GUOOO」
そして、霊力を受けて変化したヒーリングオアシスがメガ降魔を浄化したのだった。
その後メガビョーゲンとメガ降魔により蝕まれた大地は元に戻った。
「二人とも少し待ってて」
「「わかった」」
「そしてグレースが桜天武に乗る直哉に言う。
「紫藤直哉さん私達の直哉君の為に体と霊力を貸してくださり、ありがとうございました」
そういってグレースはその場をを離れた。
「直哉君またいたこさんしたの?」
「まあそんなとこだよ。さくらちゃん」
「さあ先輩達と僕たちの家に帰ろう」
「そうね」
「しかし、遥か未来の敵メガ降魔とメガビョーゲンか」
「いったいどうなるんだこの世界は」
その頃、戦いのあった場所に一つの影が現れた。
「ふむふむ。この世界は融合世界が生まれる前の世界のようですね。しかも私が放った、メガ降魔とメガビョーゲンによりその輪廻から離れたようですね」
「まあいいでしょう。キュアグレースそして紫藤直哉よ、こちらにいる間は私が勤めてあげましょう。このワイズマンが」