帰還そして・・・
太正14年2月・・・
直哉達と守護者達が融合世界に戻ってきたのを知り融合世界の封印を解除して一月が経った頃中心世界で暮らす直哉達に一通の手紙が来た。
「ふむふむ。新生帝国華撃団がこちらに来た事により向こうは少し厄介なことになりつつありますね」
「あのーー直哉さん少しいいですか?誠兄さんが今後についての事を聞きたいと言うことなんですけど」
「わかりました。さくらさん僕の方でも新生帝国華撃団と旧帝国華撃団の方に伝えないといけないことがあるので、さくらさん誠十郎さん達は大帝国劇場ですか?
「そうですけど何か?」
「いえいえ、こちらも新生帝国華撃団と現帝国華撃団の方に伝える事があるので」
「そうなんですね」
「それでは、大帝国劇場までですけど、二人で行きましょうか」
「ええーーのどかちゃんや響さんはいないんですか?」
「ええ、いませんよ今僕の周りにいる守護者は雨宮さくらさん貴女だけです」
そして直哉は鶯谷にある自宅から大帝国劇場に向かった。
その頃大帝国劇場では・・・
「どうだ神山こちらの世界での環境に慣れたか?」
「はい、最近まで封印されてましたけど」
「はは、そいつは仕方ねえな。直哉達が離れると封印されるからな融合世界自体に」
米田と神山は支配人室で話をしていると高村椿が支配人室にやって来た。
「失礼します支配人紫藤直哉さんを連れて雨宮さんが戻ってきました。」
「そうか、椿すまんが二人を地下司令室に連れてきてもらえるか?」
「わかりました」
そう言って椿は支配人室を出て行った。
「すまんが神山お前にも参加してもらうがこの話に関する事は俺達4人と直哉の守護者達以外には他言無用だぞ。今の段階ではな」
「はいわかりました」
そして二人は地下司令室に向かった。
地下司令室では・・・
「直哉さん本当に陸軍の誘いを受けた事を言うんですか?」
「ああ、さくらさん確かに帝国陸軍から特殊遊撃部隊に接触があった事を伝えるだけですよ。帝国陸軍京極圭吾氏がそんなことをすればどうなるかぐらいは知っている筈ですよ」
「そうなんですね私、完全に陸軍側に付くと思ってましたよ」
「個人的に京極氏の噂を聞いてたので余り信用してませんが」
その時米田と神山が地下司令室に来た。
「遅くなった。直哉それで俺達に話とは?」
「ええ、はなしは2つあります。1つはこちらの世界の帝国華撃団に関係する事です。もう一つは神山さん達新生帝国華撃団の関連の話となります」
「どちらを先に話しましょうか」
「なら神山達の方を先に頼む。直哉」
「わかりました」