新たな融合世界   作:真宮寺さくら

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大神とアイリスの異世界道中記前編

ピンポーン

 

「はーいどなた?」

 

 

そう言いながら家主の奥さんが出てくる。

 

 

「あら、直哉くんに飛鳥と薫ちゃんまで来るなんて珍しいわね」

 

「直哉くんは、2週間前に来てたけど」

 

「ええ、2週間前ですか?1年とかではなく?」

 

大神は家主の奥さんの言葉に驚いていた。

 

「あら、貴方と貴女は初めて見るわね」

 

「私はアイリスですよろしくお願いします」

 

「あら、アイリスちゃんというのねよろしくね」

 

「うん」

「自分は大神一郎といいます今は大帝国劇場のモギリをしています」

 

「え、大帝国劇場ってあの?」

 

 

??

 

大神とアイリスは奥さんの言葉の意味がわからないでいた。

 

「ねえ直哉くん。もしかして帝国華撃団が活動を始めたの?」

 

「ええそうです」

 

「ああ、良かったわこれで桜花も安心するわね」

 

「え、まさか直哉君彼女は帝国華撃団の事を知っているのかい」

 

「ええ、こちらの家族全員帝国華撃団については知ってますよ。大神さん」

 

「なんだってーー」

 

「それで今日はどうしたの?直哉君」

 

「のどかさんに用事があったんですけどいないみたいですね」

 

「ああ、のどかは友達と一緒に隣街のショッピングモールに行ったのよ」

 

「わかりました。また来ますね」

 

そう言って直哉達は隣街のショッピングモールに向かった。

 

 

その頃隣街のショッピングにいるのどか達は・・・

 

「ねえ、のどか私は思うのだけどもう直哉君とは関わらない方がいいと思うの」

 

「「「「何で?ラビ」ペン」にゃん」

 

 

ちゆの発言に驚く

 

「ちゆちゃん何でそんな事言うの?」

 

「私達だって直哉くんに助けられたでしょ?」

 

「確かにそうだけどそのせいでのどかとラビリンは、変身するときもあの人がいないと出来なくなってるじゃない」

 

「確かにそうだけど、その原因は融合世界の誓約のせいだってトワさんからも話を聞いたよね。ちゆちゃんも」

 

「ええのどかが退院をした後にね」

 

「その説明を聞いてもちゆちゃんは直哉くんが悪いと言うの?」

 

「直哉君だってこんな誓約を受けたくて受けた訳じゃないかも知れないじゃない」

 

「それは・・・」

 

「「「きゃああああ怪物が出たーー」」」

 

 

「「「「「怪物」」」」」

 

「のどか」

 

「ちゆ」

 

 

「「ええ」行こうちゆちゃん」

 

 

そして二人とヒーリングアニマルの三人は悲鳴の聞こえた場所に向かった。

 

 

悲鳴の聞こえる前・・・

 

 

直哉達はのどか達がいるショッピングモールについていた。

 

「「なんだこんな大きな建物は」大きいねお兄ちゃん」

 

大神とアイリスは自分達の世界にあるお店とは違う雰囲気の建物に驚いていた。

 

「ああ、大神さん達はビルは見たことなかったですね」

 

「ビルだってーー見たこと無いよこんな建物は」

 

「これが、俺達が行くショッピングモールになるのかい?」

 

「いえ違いますよ」

 

「「「きゃあああああ怪物が出たーー」」」

 

「「「「「怪物」」」」」

 

「行こう直哉君」

 

「「ええーー待ってください大神さん」」

 

飛鳥と薫は直哉を抱き抱え現場に向かった大神とアイリスを追いかけるのだった。

 


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