「そういう事ですので皆さんよろしくお願いいたします」
「「「「「「ええーーー」」」」」」
直哉の発表から2週間後・・・
太正14年9月大帝国劇場では・・・
9月に入り帝都東京も、少しずつ秋の足跡が近づいているとわかるこの頃帝劇で、珍しい事が起きていた。
その出来事とは、最近レニが、少しずつだが感情を出すようになったが、その変化に自分自身が追いつけずに、舞台等での失敗が多くなっていた。
「僕一体どうしたんだろう、こんな事初めてだ」
「あ、レニーーー」
アイリスがレニに声をかけた。
「あ、アイリス」
「レニどうしたの?元気がないけど」
「・・・アイリス」
「あ、もしかして、今日の舞台稽古の時の失敗を気にしてるの?」
「・・・うん」
「レニ余り考えすぎない方がいい時もあるよ」
「確かに、そうだねアイリス」
「そうだよ、今はそんなに考えてたら、本番が悪い結果になるよ」
「そうだ一緒に中庭に行こうレニ」
「ちょっアイリス危ないから」
レニとアイリスは、中庭に向かった。
「ふふ、レニ待ってなさい、貴女を迎えに行くわね、そして大神一郎貴方は必ず五行衆の水弧が殺してあげる」
その頃直哉と守護者達は・・・
「「「うわあ、ここ本当に時代が違うんですね」」」
「原作世界ののどかちゃん達今頃気が付いたの?」
響が原作世界の3人に聞く。
「だって私達の世界からゲートを使い来て大帝国劇場と言う所に直行で言って直哉さんの自宅でしたし」
「原作世界ののどかが言う。
「そう言えばそうだったね。まあ、今日は帝都観光を楽しんでよ」
「「「はーい」」」
「後ヒーリングアニマルの3匹もここでは普通に喋っていいよ」
「「「ええーーーラビ」ペン」ニャン」
「ここの住人は融合世界のヒーリングアニマルとして見るからね」
「そう言えばそう言ってましたね」
「ねえ直哉君聞いていい?もう一人ののどかも不思議な力ラビリンちゃん達と一緒なの?」
のどかの母親が原作世界の3人に聞こえるように直哉に聞く。
「「「え、」」」
「ええ、いますよ」
「「「ええーーー何で教えるの?直哉君」」」
「融合世界ののどかさんの両親は、僕の母親の影響でヒーリングアニマルの事を知っているんですよ」
「「「ええーーー」」」
直哉の言葉を聞き驚く、原作世界の3人だった。
「まさかの衝撃的な展開ラビ」
「僕達の世界では考えられないペン」
「いいなお前らニャン」
「いいだろ、これも直哉のお母さんのおかげなんだぜ」
「そう言えば、直哉君ともう一人の私達は何処にいるんです?」
「ああ、融合世界の貴女達の両親に正式に協力することになった事の報告と貴方達を自分の家に住めるようにお願いしに行ってるよ」
「「「「「「ええーーー」」」」」」
「どうして?」
「実は3人は、直哉君の家で暮らしてるからすこやか市の各家は3人の部屋は使われてないから、原作世界の3人が使えるなら使ってほしんだ」
「これが私達が今出来る貴女達への償いと思って」
「そんな償いだなんて」
「そうですよ。響さんや直哉君のせいではないのは分かってますから」
「でも、そういう訳にはいかないの特に直哉君の立場では」
「どんな形でも融合世界の敵が迷惑をかけた場合直哉君の責任となるの」
「「「そんな」」」