「「「そんな」」」
「結果的には融合世界のビョーゲンズが貴女達の世界に侵入した時に直哉君は罰を受けるなんだけど、今回は貴女達の世界も守る事をトワさん達に約束して、それから貴女達のサポートする為にもう一つのすこやか市に行ったりしてたの」
「まあ、これは直哉君とレイさんとトワさんの決め事だから私達には通常は知らせないけど今回は特例処置として情報を共有する事になったの」
「そうだったの・・・まさか私達のせいで直哉君の立場が危なくなってるなんて」
「直哉君は意外に楽しんでるけどね貴女達のサポートは」
「「「そうなんですか?」」」
「うん、そうだよ。さて夕方になるから帰ろうか」
「「「はい」」」
そして響達は直哉の自宅に戻った。
その夜
大帝国劇場では・・・
「可愛いレニ」
「だれだ」
「私は貴女を迎えに来たのよ」
「サキさん」
「さあ、レニ私と行きましょう?」
「貴女は、ここにいても、何も変えられないわ」
「そんなことはない」
本当に、そうなのかしらね」
「どういう意味だ?」
レニがサキに聞く。
「だって貴女は、ずっと一人なのだから、今のこの瞬間さえもね」
!!
「だけど、私は貴女の渇きを満たす事ができる、だから私と行きましょう。レニ」
そしてついにレニの精神は、影山サキのマインドコントロールの影響下に入ってしまった。
そして水弧のマインドコントロールを受けているレ二は欧州星組時代の機体に乗り深夜の品川に向けて出撃した。
「ごめんね皆、私の家族に説明するのに時間がかかって」
ひなたが直哉達に謝る。
「いいよ気にしなくて、桜花さんと面識なければ簡単にもう一人の私達の事なんて信じられないもん」
「その為に夕方に帰る予定がこんな時間になって」
「いや、そうとも限りませんよひなたさん」
「え、どういう事?」
「ラビリン達もあそこ見てください」
「「「「「あれは、確かレ二さんの霊子甲冑と確かスパイさんの機体」」」ラビ」ペン」ニャン」
「いったいどうして、こんな時間の品川に?」
「でもどうして、2人が一緒にいるの?」
ちゆとひなたがそれぞれ疑問を言う。
「もしかして直哉君レ二さんは、スパイさんに操られてるの?」
「ええその可能性が高いと思いますが、イシュメルガに操られていた大神さんよりは拘束力は無いように思えます」
「私達が行って助ける?」
「いえ、やめておきましょう。これは帝国華撃団と黒鬼会の戦いですし、恐らく帝国華撃団も来ますよ」
その頃大帝国劇場の地下司令室では・・・
「一体何が起きたのですか?かえでさん」
「大神君、皆も落ち着いて聞いてね、レニが、影山サキによって誘拐されたわ」
「何ですって!!何故サキ君がそんなことを?」
「それは・・・影山サキの正体が、黒鬼会の水弧だからよ」
「何ですって!!」
「大神君出撃命令を出して」
「はい、かえでさん。帝国華撃団出撃せよ!!」
そして、花組は品川に出撃した。