「よしもう一度織姫君と話そう」
そう決めた大神だが、一人の来客によって、予定を変更した。
「すいません誰かいますか?」
大神は、ロビーに行くと、昨日の絵描きの男性がいた。
「あ、貴方は、昨日の」
「貴方は昨日の青年、成る程同じ職場だったんですね」
「すいません俺は、大神といいます。失礼ですが、お名前を聞いていいですか?」
「ああ、すいません。私は、緒方といいます」
「緒方さんですね、では緒方さん貴方と織姫君との関係を教えてください。俺は同じ劇場で、働く仲間として、何とかしてあげたいんです」
「それに、彼女が日本の男性を、嫌う理由を教えてください。緒方さん」
「ええ、まず私と、織姫の関係は、私が織姫の父親です。そして織姫が日本の男性を嫌う理由は、私が原因なんです」
「ええーーそれは本当ですか?緒方さん」
大神は、緒方の告白に、驚いていた。
食堂で、大神が緒方と話していると、織姫がやって来た。
「なっ何で、貴方がここにいるの?出て行きなさいすぐに」
「織姫君、お父さんになんて事を言うんだ」
「うるさいでーす少尉さんも、そこの男も、日本の大人の男は、嫌いでーす」
織姫はそう言うと、自分の部屋に戻った。
そして緒方も、帝劇を後にした。
そのころ黒鬼会では・・・
「では、お前に、任せたぞ火車、水弧の様な事に、なるなよ」
「私にお任せあれ」
そう言って火車は、転移をした。
直哉の自宅では・・・
「へえ、そんな出し物があったんですね」
「そうだよ直哉っちも行けばよかったのに」
「すみませんひなたさん」
「まあいいんじゃん。明日まで祭りはあるんだしよ」
「ニャトランまだ祭りに行く気ラビ」
「・・・そうですね明日もお祭り会場に全員で行きますか」
「恐らくメガビョーゲンが出てくると思うので」
「「「「「「「「「えーー」」」」」」」ラビ―」ペン」ニャン」
「実は来客は黒鬼会の人物でした。
そして直哉は、その時の事を話し出す。
「それじゃあ何をしにここへ?」
「お前達の敵である。メガビョーゲンを操る者が黒鬼会に入ってきている。その者は霊力を持っている」
!!
「成る程、バテデモーダが」
「どう対処したらいい?」
「そうですね鬼王さん今度帝都を襲う時もしかしたら黒鬼会の動きに合わせてメガビョーゲンが現れた場合、恐らく黒鬼会の助けになるように動くかもしれません」
!!
「そうかメガビョーゲンを操る者も、帝国華撃団を邪魔者として考えるようになったと言う事か」
「恐らくそうなんでしょう」
「ですから、今は知らないふりをしていた方がいいと思いますよ。」
「成る程な」
そう言って鬼王は消えた。
「「「「ええーービョーゲンズが黒鬼会の中に侵入したのーー」」」」
直哉の言葉に3人のプリキュアと、響がショックを受けていた。
「成る程ね、黒鬼会の方もビョーゲンズが入り込んだ事に直哉に相談したのね」
「ええ、恐らくそしてビョーゲンズがこういう作戦に出たのは、キングビョーゲンが、帝国華撃団を邪魔だと思い出したからだと思いますよ」
「キングビョーゲンにとっては新旧帝国華撃団は関係ない筈ですし」
「確かに、ビョーゲンズが帝都を蝕む時私達と共闘したりしてたね帝国華撃団とは」
響がそう言う。
「そんなそしたら、キングビョーゲンは、まず帝国華撃団を潰す気なの?」
「ええ、でもこれはまだ僕の推測なので、恐らく黒鬼会の方は動くはずです」
そして翌日・・・
結局大神は、織姫親子の仲を解消する為、朝早くから織姫を緒方のいる祭り会場に行き、嫌がる織姫と緒方に話をさせる事が出来た。だがその直後黒鬼会飛車の襲撃に遭い、、緒方は織姫を守る為、怪我を負った。
「織姫君、緒方さん大丈夫ですか?」
「おやおやまだゴミが居ましたか」
「少尉さんは戻って光武を」
「しかし!!」
「早く行ってください時間がないんですよ」
「わ、わかった」
「ゴミが燃える前に戻って来れますかね?」
「待っていろ火車、お前は必ず俺たちが倒す」
そう言って大神は、一度帝劇に戻った。
「さて、行くか、進化しろナノビョーゲン」
そしてナノビョーゲンは火車の用意した爆弾の予備に感染しメガビョーゲンとなった。
『嘘でーすここに来てメガビョーゲンと黒鬼会の二つが共闘するなんて」
「おやおや、君が我々の協力者ですね」
「そういう事になるかな?あんたのあれの予備をメガビョーゲンとして使ったけどいいかな?」
「別に構いませんよ」
その頃祭り会場周辺で隠れている直哉とのどか達は・・・
『嘘――本当にダルイゼンが来たよ直哉っち」
「直哉君行く?」
「変身しておきましょう」
「「「了解」」」
「スタート!」
「プリキュア・オペレーション!」
「「キュアタッチ!」」
「エレメントレベル上昇ラビ!」
「「重なる2つの花!」」
「キュアグレース!」
「ラビ!」
「スタート!」
「プリキュア・オペレーション!」
「エレメントレベル上昇ペン!」
「「キュアタッチ!」」
「「交わる2つの流れ!」」
「キュアフォンテーヌ!」
「ペエ!」
「スタート!」
「プリキュア・オペレーション!」
「エレメントレベル上昇ニャン!」
「「キュアタッチ!」」
「「溶け合う2つの光!」」
「キュアスパークル!」
「「「地球をお手当て!」」」
「「「「ヒーリングっど♥プリキュア!」」」」
そして直哉はグレースのヒーリングステッキの中に吸い込まれた。
そしてのどか達がプリキュアになった時、彼等も来た。
「帝国華撃団参上!!」
「ふっふっふ、来ましたね帝国華撃団」
!!
「大神さん見てください。火車の後ろにメガビョーゲンと少年がいます」
「何だと!!」