「なあ、太陽呼び方なんて好きに呼べばいいと思うのだが?」
「あはは、そうなんだけどあの3人には、直哉と呼ぶことも出来ないからね」
「直哉君的にはのどかちゃん達が、名前を呼び捨てするのはいいみたいだけどね」
「成る程な」
「ほらほら3人共ちゃんと見てくださいね」
「「「はーい」」」
「太陽これはもしかして・・・」
「うん、直哉君は親として接してるね」
「いいのかそれで?」
「のどかちゃん達がいいんだよ。多分」
「ある意味直哉も大変だな?」
「うんだけど今は、融合世界ののどかちゃん達だけだからね」
「ああ、そういう意味でと言う事か?」
「うん、ほら私達も見よう」
そして2人の響も画面を見始めた。
「「帝国華撃団参上!!」」
「ああ、あれを見てください、大神さん」
「何てことだ、みんなが氷の十字架に磔にされている」
「くそ皆今助けるぞ」
「駄目で・・ス・・・隊長これは罠です逃げて・・・」
マリアがかすかに意識を取り戻し、大神に逃げるように伝えた。
「だが俺は、君達を見捨てる事など出来るわけない」
「フン相変わらず甘いな、大神一郎よ」
「何!!お前は、京極圭吾、生きていたのか?」
「お前達帝国華撃団では、私の計画を止める事は、絶対に不可能だ」
「何だと!!貴様一人で何が出来る京極」
「フン誰が一人と言った、出でよわが僕達よ」
京極がそう言うと、土蜘蛛、金剛、鬼王の順にさくら達の前に現れた。
「久しぶりだね、大神一郎次に会った時お前を殺してやるよ」
「なっ土蜘蛛だと!!」
「よッさくら、また会えたな」
「貴方は、金剛生きてたの」
「・・・」
「さて私は、やらねばならぬことがある。ここは鬼王貴様に任せる」
「御意に」
「行くぞ、土蜘蛛、金剛よ」
「「ハッ」」
「「「「「「ああーー本当に黒鬼会と京極さんが生きてる――」」」ラビ」ペン」ニャン」
「あれが、今帝国華撃団の敵の首領の京極圭吾ですか」
のどかとちゆとひなたと3匹のヒーリングアニマル達は京極達の登場に驚いていた。
アスミは冷静に画面を見ていた。
そう言った直後、京極と土蜘蛛と、金剛は何処かへ転移した。
「さてこちらも始めるとするか、帝国華撃団、出でよ降魔兵器よ」
「「降魔兵器だと」ですって」
「フフ、この降魔兵器は、木喰が、研究開発していたが、奴の死でいくらかの時間を要したがな」
「まあお前達で最終テストとしょう」
そして鬼王は、10機以上の降魔兵器を呼び出し、大神達にぶつけた。
「戦いは圧倒的に帝国華撃団が、不利だったが、大神さくら直哉の3人は降魔兵器と戦いながら、仲間を救出しながら戦っていた。
「うええ、見慣れたとはいえ降魔は気持ち悪いよ」
「成る程、あれが降魔ですか、桜花が戦っていた中心世界の魔物ですか」
「ええ、正確には、魔物ではなく怨霊と言った方が近いかも知れません」
「そうなんですね」
「でも流石帝国華撃団だね。数的不利でも救出しながら戦ってるから」
「ですね響さん」
「これからどうなるのかしら」
「・・・」
そして、何とか全員を救出することが出来て、降魔兵器を全滅させたのも束の間、京極がついに、八鬼門封魔陣を発動させ、帝都の地下深くに封印されていた空中要塞武蔵の封印を解除してしまった。
「鬼王ご苦労もはや、そんなごみにかまわんでいい」
「御意に」
京極に言われ鬼王は撤退した。
大神達も状況を整理する為、帝劇に帰還した。
「ふいーー何とか今回は何とかなったけど、これからが私達の番だね直哉君」
そう言って響が直哉に聞く。