あとまわしの魔女の居城・・・
「ブルー様あのヤラネーダは一体?」
「ああ、バトラーか何お前から数個貸してもらった球を俺達の持つ記憶にある奴を、現実に実体化出来るか?あの者に渡して試したんだ。勿論エルダちゃんが使うやり方でも使う事は出来るがな」
「成る程記憶の物を具現化ですか、そうなれば実際に戦った者にしか倒せませんな」
「嫌それはわからん。あの少年に貸したのはあくまで試験的に作り上げた物であり、別の因子もいれているからな」
「別の因子ですか? 」
「ああ」
「そうだ、それにより、ヤラネーダ要素が強く出るのか、はたまた別の因子が強く出るのかはわからんがな」
「今の所ヤラネーダが出ていますね」
「ああ、別の因子が活動するには一定の時間が必要だからな」
その頃サマー達は・・・
「「「「何なのこれは」」」」
「皆、こいつらもヤラネーダよ」
「そしてこいつらには特殊なやる気を持ってるわ」
!!
「「「「特別なやる気」」」」
「それじゃこれがサマーが見たヤラネーダ」
「ううん違う、もっと大きいヤラネーダだったよ」
「でも特別なやる気を持っているのなら」
「浄化して取り戻すそれだけだ」
「それじゃあ、ヤラネーダの親玉を先に浄化をしょう」
「うん」
「ええ」
「ああ」
「ハートルージュロッド!」
「プリキュア!おてんとサマーストライク!」
「ハートルージュロッド!」
「プリキュア!もこもこコーラルディフュージョン!」
「ハートルージュロッド!」
「プリキュア !ぱんぱかパパイアショット!」
「ハートルージュロッド!」
「プリキュア!ぶっとびフラミンゴスマッシュ!
4人のプリキュアの浄化技が、闇神威型ヤラネーダの方に向かう。だがその時闇神威型ヤラネーダの背後から出て来た脇侍型ヤラネーダに邪魔をされた」
「「「「ええ――嘘―――」」」」
予想外の事態に驚くサマー達だった。
「何!!奴は子分型ヤラネーダを盾にしたぞ」
「サマー達は離れて」
「天剣・桜吹雪ーー」
「アルビトル・ダンフェール」
そしてクラリスの叫びと共に、魔法陣から無数の魔導弾が発射された。
「おおーークラリスさんの技かっこいい」
サマーがそう言う。
ヤラネーダヤラネーダ
だが、闇神威型ヤラネーダはその2人の技も跳ね返す。
「「そんな私たちの技まで」」
「いいぞヤラネーダ」
「エルダは喜んで闇神威型ヤラネーダに命令をした。
「ヤラネーダその2人のやる気を奪って私に頂戴」
「ヤラネーダ」
そして・・・
「「きゃあああ」」
さくらとクラリスは闇神威型ヤラネーダにやる気を奪われ、2人のやる気はエルダに渡された。
「「「「ああーー」」」」
「ありがとうねヤラネーダ」
そして、エルダは撤退した。
その頃ブルーは・・・
「おやおや、面白い事になりましたね」
「そうだな。まさか新生帝国華撃団のメンバーのやる気をも奪うとはな」
「バトラーすまんがあのヤラネーダを回収してきてくれないか」
「わかりました」
「メガガビョーゲン因子が出る前に予想外な事になったな。まあいい直哉達なら闇神威型ヤラネーダに仕込んでいる物に気付くだろう。問題はエルダに奪われたやる気の方だな」
「皆ここは退きなさいこのままだとさくらとクラリスは助けれなくなるわよ」
!!
ローラが叫ぶと同時に闇神威型ヤラネーダは消えた。
「「「「「消えた」」」」」
「面白い物だな。ヤラネーダは、もっとブルーに貰うか」
そう言って裏直哉は消えた。