「嘘直哉さんとのどかさん達がいる世界に私達がいるの?」
飛鳥がそう言う。
「まあ直接会う可能性は無いと思うけど、念の為に迎えに行ってくれない?」
「「わかりました」」
「ついでに言っておくね、向こうの黙示録の三騎士はナノビョーゲンを持ってるから」
「「ええ――」」
「向こうの要望で6匹キングビョーゲンに貰ってメルクが黙示録の三騎士にあげたから」
「成る程そう言う流れになっていた訳だだからメルクさんがああ言ったんだね」
「あのメルクさん親子喧嘩と言うか、僕達はどうすればここから帰れるのですか?」
融合世界の直哉がメルクに聞く。
「ああ、そうだったわね貴女達が、元の世界に戻るにはフワニータを黙示録の三騎士とパトリックから守りなさい。融合世界の彼女達は黙示録の三騎士と戦う場合のみ本来の力を使って良いわ」
「「「「ええ――」」」」
のどか達はメルクの言葉に驚く。
「彼女達の本来の力とはいったい?」
「時が来ればわかるわ息子」
「でもいいんですかメルクさん?」
「いいわよこれは私からの特別イベントと思って、黙示録の三騎士にはあれをと一緒に媒体となるアイテムを持たせてるから」
「「「「ええ――」」」」
「要は僕達がここにいるのをあの仕事しない神が知っていてメルクさんの要望に答える形で僕達の世界の敵つまりナノビョーゲンをメルクさんに渡したと言う事で良いのかな?」
「ええ、そうい事です。それで直哉さん。メガビョーゲンは何体浄化しました?」
「白騎士が2体使っていたから2体だよ」
「じゃあ、後4体浄化すれば私達が元の世界に連れて行きますね」
「「「本当飛鳥ちゃん?」」」
「ええ、メガビョーゲンを浄化出来れば連れて帰ってと言われたので」
「それと、向こうで動きもあるようなので、本来ならここの最終ボス戦までおらせる予定みたいだったようですけど、メガビョーゲンを浄化するまでに変更したようです」
「そう言う事なら、飛鳥ちゃん達は僕達と同じように最低限の干渉しかしないんだね」
「ええ、そうです。もう私達は直哉さんやのどかさん達の世界で暮らすしかないので」
「あ、そうかここの世界には、もう1人の飛鳥ちゃん達がいるから」
「そう言う事です。のどかさん」
「そろそろ夕食が出来るよ皆準備して」
ジェミニがそう言うと、賑やかな夕食が始まった。
次の日・・・
フワニータを狙う黙示録の三騎士の情報を探しているジェミニの元に1人の男性が因縁をつけて来た。
「お前が俺の部隊を壊滅させた赤騎士か?」
「え、僕知らないよ」
「嘘をつくな、女性で剣を持っているのはお前だけだろう。後は男だけだろ」
「何ですってーー」
青年の言葉を聞いたさくらが青年に文句を言うとした時直哉が止めた。
「さくらちゃん駄目だよあれはそう言うイベントなんだから」
「でも私・・・許せないよ」
「君の名前は?」
「敵に簡単に言うと思うか?赤騎士」
!!
「僕は赤騎士じゃない。ジェミニ・サンライズだよ」
「・・・本当に別人なんだな?」
「うん」
まあいいだろ。俺はブレッドだ」