「「「直哉君これはどういう事?」」」
「「「なんでみんな何もない所で寛いでいるの」」」
「のどか、ちゆ、ひなたこれは幻術です」
「「「幻術?」」」
「恐らく先程の魔道兵器を倒したら。倒した相手に幻術を見せる仕掛けになっていたのでしょうね」
「じゃあ私達が幻術を見ないのは?」
「あの時に魔道兵器を倒していないからだと思います」
「つまりあの魔道兵器は最初からこうなるように仕向けれた罠と言う事?」
「ええ、その可能性が高い、そう言う事ですよね?直哉」
「ですが、これを仕掛けた相手のターゲットが誰なのかわからないですけど」
「ひとまずこちらも様子を見ましょう」
「「「うん」」」
「はい」
幻術を受けてる人達は・・・
「おう、ブレット隊長に報告したか?」
「ああ、怒られたがな」
「そりゃ仕方ねえな帰還が数日間とはいえ、遅れたんだし」
「事実だし否定は出来んな」
「あ、待ってよ直哉君」
「さくらちゃん急いであの女の子を助けないと」
そして直哉が少女に近づくと・・・
「嫌---来ないでスターライト・ブレイカー」
「うわああああ」
直哉は、少女にトラウマを植え付けられた」
「直哉君大丈夫」
「貴女いきなり何するの?」
そしてフェイトの幻覚では・・・
「フェイトちゃん」
「貴女は、誰?どうして、私の名前を知ってるの?」
「フェイトちゃん」
「私は、お母様の命令で貴女を殺しに来たの、貴女が死ねばこの世界は、お母様の物になるの」
!!
「プレシアさんが生きてるの?」
!!
「何で貴女お母様の名前を知ってるの?」
(もしかしてこのフェイトちゃん、PT事件前のフェイトちゃんみたい)
「カンナさんここは、私に任せてください」
「いけるんだな、なのは?」
「はいカンナさん」
「行くよフェイトちゃん、ディバインバスター」
「フォトンランサーファイアー」
二人の魔法がぶつかり激しい音と光が、幻想的に見えた。
「すげえ」
カンナは素直な感想を言った。
「成る程、わかりましたよ直哉」
「本当ですか?アスミさん」
「ええ、幻術らしきものに取りつかれている者達は、自分の嫌な思い出の時間に囚われています」
「成る程ブレッドさんは赤騎士に部隊を壊滅される前に幻術によって戻っているわけですね」
「そのようですね。しかもこの幻術は何度も繰り返し見る事で対象者の命を奪う仕様みたいですね」
「「「ええ――」」」
のどか達はアスミの言葉に驚いていた。
「直哉君とアスミちゃん。直哉さん達を助けるにはどうしたらいいの?」
「単純に考えるなら幻術をかけてる者を探して止めるですけど」
「そう簡単にはいかないですね」
「僕達がが幻術にかかっていない事は、相手も知っている筈。つまりここで黙示録の三騎士の誰かが動いたら僕達が止めるでしょ」
「「「うん」」当り前だよ」
「だからこれは、あくまで僕の予測ですけど、黙示録の三騎士は、僕達を試している可能性があります」
「あくまで奇跡の少女を守るのか、それともジェミニ達を優先するのかを」
「そこまで予測していたか、融合世界の紫藤直哉」
!!
「お前は赤騎士どうして僕達の世界の名前を」