管理者の神殿の一室・・・
「皆、よく来てくれたわね。今回いくつか守護者の体制に変更する事とこれからの行動について候補があるからそれを直哉に決めて貰うわ」
「ええ――そんなこと聞いてませんよ」
「そりゃそうよ今はじめて言ったんだもの」
「さて、進めるわね。雨宮さくら。本日をもって、守護者の地位から降りて貰うわ」
「・・・はい」
「理由を聞きたいかしら?」
「はいはい聞きたいですトワ」
「そうね、響には詳しい説明して無かったわね」
「響直哉達が、16番目のプリキュアの世界に行ったのは、覚えてるわね?」
「はい」
「そして本来直哉の力は融合世界もしくはその周辺にある友好的な世界の中でしか使えないようになっているの」
「そうでしたっけ抑覚えてません。ごめんなさい」
「だけど、16番目のプリキュアの世界は、対象外の世界だったの本来はね」
そしてトワはある二つの映像を再生した。
「何よ喋る猫が近づいてくる?」
「えー―喋る猫みたいよ」
「猫が喋るなんて」
「喋る猫?もしかしてニャトラン?だとしたら・・・サマーローラ来たわよメガビョーゲンを浄化するプリキュア達が」
「「「ええーー」」」
そして彼女達が到着した。
「「「「地球をお手当て!」」」」
「「「「ヒーリングっど♥プリキュア!」」」
「うわあーー」
「ほんとに来たわ」
「あれがさくらさんの知ってるプリキュアなんだ」
サマー達はグレースを見ながらそう呟く。
「行くよ皆」
「「「トリプルハートチャージ!」」」
「「届け!」」
「「癒やしの!」」
「「パワー!」」
「「「プリキュア!ヒーリング・オアシス!」」」
「メガガビョーゲン」
「ヒーリンググッパイ」
「「「おお――やった――」」」
そして、メガビョーゲンを浄化した事で街を蝕んでいた赤黒い物が消えて、街は元に戻った。
そして次の映像に切り替わった。
「今直哉君は、エステルさんの要請で寝れる時は寝なさいと言って寝てますけど」
「ええ――聞けないじゃんそれじゃあ」
「何よ、五月蠅いわねさくら何をしてるの?まなつちゃん達を放置して」
「エステルさん、本当に直哉さんの力が弱体化してるんですか?」
「・・・ええ、してるわよ。それも本来なら今すぐにでも融合世界に戻らないといけないレベルなのよ」
!!
「そんなどうして、そんな事に?」
「まあ、のどか達はその理由はわかるわね?」
「ええ、それはこちらの世界に来て、私達にプリキュアにしてしまった事ですよね?エステルさん」
「へっどうしてそれだけで」
「ちゆの答えは半分正解よ。正確には花寺のどかを変身する時に直哉の中にある力を消費するの。その上1回はあの技まで使ったわよね」
「「「トリプルハートチャージ!」」」
「「届け!」」
「「癒やしの!」」
「「パワー!」」
「「「プリキュア!ヒーリング・オアシス!」」」
「あの技も霊力を消費するのよ」
「でも、今まで霊力が無くなりかける事は無かったのに」
「それは、さくら今までの戦いは、少なくとも融合世界に関係する世界での戦いだからよ」
「あ、そうか」
「直哉は融合世界に関係する世界では、どれだけ守護者達達に力を貸しても枯渇しないわ。何故なら融合世界にいるエレメントさん達が世界を超えて中心世界にいる直哉に霊力として補給されてるのよ」
「直哉もある意味エレメントさんらしいからね。そうでしょのどか?」
「そうです。以前トワさんから私は聞きました」
「ええ――16番目のプリキュアの世界で直哉君死にかけたんですか?」
響が二つの映像を見てトワに聞く。
「ええ、そうよ私もね直哉と神山が喧嘩をして新生帝国華撃団が、特殊遊撃部隊から離れるのは構わないわよ。勝手について来たんだし、響が悪いわけでも無いからね」
「ただ問題なのが、新生帝国華撃団の行動により守護者の力を本来なら出会ってはいけない子達と裏の世界に当たる融合世界ののどか達に会わせた事が問題なのよ」
「あ、確か16番目のプリキュアの世界は、融合世界より後に出来た世界で良いんですよね?」
「そうよ。私やレイも存在を知らなかったくらいだしね」
「ええ――そうだったんですか?」
「そうよ」
「結果的に融合世界の敵がいたから守護者降格にしたわ良いわねさくら?」
「はい」
「当分の間さくらは、すこやか市にいる薫の護衛をしなさい」
「わかりました」
「それでトワどうするの?さくらの代わりは?」
「エステル、とりあえず臨時で飛鳥にさせるわ。ちょうど直哉の妹にしたしね」
「成る程ね」
「最悪新しい世界でスカウトしてもいいしね」
「さて、1つ目の議題は、ここまでね」