ホテルにて・・・
「ちゆちゃん、のどかちゃんと直哉君の容体は?」
「ええ、とりあえずのどかの方は直哉君のダメージによる反動だから問題ないけど・・・」
「問題があるのは、直哉君?」
「そこまで深刻ではないんですけど、数日間眠りにつくそうです」
「そっか、休息を取らないといけない程のダメージだったんだね」
「でも、ちゆちゃんやひなたちゃんはどうして落ち着いてるの直哉君やのどかちゃんが動けないのに?」
『それは間違いなくあれをけいけんしてますから」
「あれ?」
そしてちゆが話す。
「でも直哉あんた一度融合世界に帰る事を進めるわよ。このままだと死ぬわよ」
「ええ、それはわかってます。恐らくこの僕の衰弱状態はこの世界にいる間は、治る事もないでしょう。のどかさん達を変身させる事も時期に出来なくなるでしょうね」
!!
「「「「「そんな」」」」」
エステルの言葉にのどか達と雨宮さくらは驚いていた。
「それじゃあ事実上の特殊遊撃部隊は、活動停止じゃないですか?」
「ええそうね雨宮さくらとクラリスを除くとだけど」
「そう言う事だからちゆ、ひなた、アスミ良いわね?」
「わかりました」
「了解」
「はい」
「のどかもいい?」
「・・・」
「ええ――直哉君本当に、まなつちゃん達の世界で死にかけたの?」
「ええ」
「何でまたそんな事に」
「それは・・・」
「どういう事よ?それは」
エステルが直哉に聞く。
「旧世界の4人の内の直哉の魂が、今の直哉を作ったんじゃないの?」
「それは・・・」
そして直哉は話し出す。
「それにこれは貴女達の秘密にしててね、直哉は人間なのだけど基本はねでも貴女達の言葉で言えばエレメントさんと言っていいのよ」
「「ええーー直哉君がエレメントさん」ラビーー」
「ええそうよ。紫藤直哉のオリジナルは米田健二が作り出したわ。真宮寺直哉と共にね」
「だけどのどかとラビリンが知る二人の紫藤直哉は私とレイがその世界の一部の力を使って作り出したわ」
「世界の安定のためにですか?」
「ええそうよ。だから直哉の体内にメガ因子が入っても困らないように人間として作り出したわ」
「じゃあ直哉君の両親の事も作り話ですか?」」
「いえそれは違うわ。米田桜花本人に協力してもらって紫藤直哉を産んで貰ったの」
「「米田桜花?」」
「米田桜花は紫藤直哉の父親紫藤卓と結婚する前の名前よ」
「そして、僕は生まれたので、真の意味での旧世界の紫藤直哉の生まれ変わりは、隼人叔父さんになるらしいです。トワの説明では」
「「成る程」」
「確かに守護者の中では、直哉の生まれの事は、のどかが知ってればいいわね。エレメント関連もあるし」
「ええ――直哉君の体内にエレメントさんがいるの?」
「正確にはエレメントさんが、直哉君の肉体や霊力の回復を、手伝ってくれているらしいです」
「成る程、まなつちゃん達の世界は融合世界では無いから回復するのに時間が必要だったんだ」
「そう言う事です。響さんこれからどうしますか?」
「そうだね予定通りあと数日はここに居よう」