管理者の神殿では・・・
「ああ、可能性として3つの仮説を立てて見た」
1つ目は・・・立花響と小日向未来が融合している場合」
2つ目は・・・融合世界で誰かに殺されている場合」
3つ目は・・・シンフォギア世界の敵対組織に既に捕獲されている場合」
「成程、3つ目が可能性が高いわね。だとすれば・・・」
「ほう、あの子が隼人の甥っ子か」
「はいマスター」
「またいずれ会う事になるだろう?ファラ」
「恐らくは」
「その時を頼しみにしておこう」
「あのマスターと呼ばれた人物じゃないかしら」
「確かにその可能性はあるかもな」
「奴なら、隼人の繋がりでシンフォギア世界の歴史を知っていてもおかしく無いな」
「ええ、それに融合世界の響と直哉と遊ぶ事に楽しみがあるみたいだし」
「確かにな、奴が楽しむのなら融合世界の中にあるシンフォギア世界の立花響と小日向未来が存在すると、戦えないからか?」
「あくまでも奴が戦いたいのは、特殊遊撃部隊の立花響と言う事か」
「その可能性が高いでしょう。シンフォギア世界の主役と言っていい2人を手中にしているんだろうし」
「まあそうだな。あの2人がいないと物語が動かんからな」
「この俺達の推測だが、直哉達に伝えるのか?」
「いえ、まだ伝えないわ。まだ不確定要素もあるし」
「不確定要素だと」
「ええ」
「いわゆるヒミコやメルク関連の可能性も無いとは言えないし」
「ああ、でもそう言う意味ではイヨしか動いてないか?」
「確かにそうなんだよね。でもヒミコも16番目のプリキュア世界に行っている時融合世界の直哉の存在を見た可能性があると思うのよ」
「それは確かに否定は出来ないな」
「だがヒミコやイヨそして米田健二が、融合世界の直哉を敵視するならいい加減動かないか?」
「いくらプリキュア達の力がヒミコ達にとっても未知の力でも?」
「確かにイヨと直哉達が接触したのはこれが今の所最後だわね」
「まあ私としては貴方達が過去の世界に来るなんて思わなかったけどどうしたの?」
「まあ身内の失敗の穴埋めですよ」
「成程ね、その失敗は貴方の霊力に関する事かしら?」
「何でわかったの!!」
「ひなた」
「あ、ごめん」
「そんなに気にしないで良いわよ。直哉を見れば分かることだし」
「所でイヨはどうして過去の世界に来たんだ。何かまずい改変でも起きたのか?」
「私はただ貴方達の後を追いかけて来たのよ」
「何の為にですか?」
「貴方達があの城を見て余計なことをしないようにね」
イヨがそう言った直後帝都全域に大きな地震が起きた。
「「「「「きゃあああ」」」」」
地震がおさまった時帝都に大きな城が出てきた。
「そうだろ?少なくともイヨとヒミコは活動出来ないと見ていいんじゃないか?」
「そうだといいのだけど、もしかしたらのどか達と響だけではまずいことにならなきゃいいけど」
「そう言えば響達はどうしてるんだ?」
「デュランダル輸送を前日に控えて、響は今二課の方にいるみたいね」
「そうなのか?今シンフォギア世界の方にいるのは、グワイワルだけなのか?」
「ええ、そうみたいね」
その頃直哉達は・・・
「ねえ、直哉君明日はどう動くの?私達は」
のどかが直哉に聞く。