大帝国劇場にて・・・
「花組の皆さんんおはようございます」
「「「「「「「「ええーー」」」」」」」」
「どうして直哉さんがここにいるんですか?」
「織姫が、直哉に聞く。
「実は米田さんがお酒の飲みすぎで2週間ほど検査入院する事になって、急遽臨時支配人の仕事をする事となちまして」
「「「「「「「「成程」」」」」」」」」
「確かに支配人のお酒の飲み過ぎは気になりますね」
「そうですわね。年齢的にも控えた方が良いですわね」
「でも米田のおじちゃんhお酒はワシの命の水だとか言うよ」
「まあな、アイリスの言うように支配人は言いそうだな」
「そういう事ですので短い間ですがよろしくお願いします」
そう言って直哉は、花組と別れた。
「さてとかえでさんの部屋に行くかな」
かえでの部屋・・・
こんこん
「かえでさん失礼します」
「はーい開いてるわよ」
「あら、直哉さん本当に来たのね」
「え、来なくてもよかったんですか?」
「自分、米田さんにこう言われて臨時支配人として来たんですけど」
「今回は、どうしたんですか?」
「ああ、実はな入院する事になってな」
「ええ――入院ですかーー何でまた?」
「どうせお酒の飲みすぎでしょ?」
「ああ、成程」
響は直哉の言葉に納得した。
「ああ、そうだよかえで君が、黙って予約した病院での検査で引っかかってな」
「「まあそれはそうでしょうよ」」
「成程、それで今回の件に僕達も関わらせる形にしたんですね」
「ああ、それとな大神が行方不明になった」
「「ええーー」」
「正確には、大神の乗っている船が消息不明という状況だがな、奇しくもその2つがほぼ同じタイミングで情報が出て来た」
「・・・何かありそうですねその2つの事件の繋がりが」
「直哉もそう思うか?」
「ええ」
「俺としたら、老人達が何考えてるかわからんが、直哉と響頼む消えた船を見つけてくれ」
「大神さんが巴里に行かないと巴里も困るのでその要請は受けますけど、米田さん検査入院するのでしょう?」
「ああ」
「帝国華撃団を守れるのですか?」
「ああ、それは直哉お前に臨時支配人に指名をする事とした」
「はあーーー」
「これは、大帝国劇場全スタッフの意見でもある」
「はあ、仕方ないですね。米田さんの検査入院してる間だけですよ」
「ああ、それで構わんこれで2つの懸念が起きても入院出来るぜ」
「まあ、僕としては老人達とか米田健二が本当にいたとしても、せめて消息不明の船を見つけるまでは動いて欲しく無いですけど」
「「そうだな」そうだね直哉君」
「本当に、自分の臨時支配人は、大帝国劇場のスタッフ全員の意見なんですか?」
「いえ違うわ、全員の意見なら花組の皆があそこまで驚く事は無いわよ」
「確かにそうですね」
「それでは米田健二関連で、自分を臨時支配人にしたんでしょうか?」
「そこは私にもわからないわね」
「私も米田健二には会った事無いから」
「そうなんですね」