新たな融合世界   作:真宮寺さくら

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病院にて・・・2

「う、ここは?」

 

「目覚めましたね、直哉ここは融合世界のすこやか市にある病院です」

 

「ああ、成程僕は山の方に行った時に・・・」

 

 

そして直哉は思い出す。

 

 

「・・・おかしい、このエリアに来てから霊力が不安定になってるな」

 

「それ以降の記憶が無いな、アスミさんあの山での事を教えてください」

 

「はいわかりました」

 

どうしたの?アース」

 

「この山に入ってから、直哉の力の加護が無くなりましたよ」

 

「「ええーー」ラビ」

 

キュアグレースは、アースにそう言われ、自分の体を調べた。

 

「本当だ、直哉君の力がほとんど感じない」

 

「直哉君大丈夫?」

 

「・・・」

 

キュアグレースが直哉に呼びかけるが、直哉は反応をしなかった。

 

「アースどうしよう?直哉君と話が出来ないよ」

 

「落ち着いてくださいグレース。ひとまずメガビョーゲンの所に行きましょう。その道中で私達から消えた直哉の力の原因を調べましょう」

 

「・・・そうだねアース」

 

そしてグレース達はメガビョーゲンの捜索を開始した。

 

暫くして・・・

 

 

「はあ、はあどうしたんだろ?私ラビリン、ラビリンは大丈夫?」

 

「ラビ変身は維持できるけど、きついラビ」

 

「やっぱり原因は直哉君の力が無いからかな?」

 

恐らくそうラビ直哉が,以前言った誓約の影響かもラビ」

 

ここで一旦アスミが、話を切る。

 

「成程、僕の霊力を封印する物があの山に置かれていて、その影響でグレースとラビリンが苦労してしまったんですね」

 

「そういう事です直哉」

 

「なら、ここで寝ている場合じゃ・・・あれ動けない」

 

「ふふ、直哉が起きる前に風のエレメントの力で、直哉の体を拘束しましたから」

 

「ええ――」

 

「直哉には休息が必要ですから」

 

「・・・アスミさんの人でなし」

 

「はい、私は人でなく精霊ですから」

 

暫くして・・・

 

直哉とアスミの元にのどかとまなつ達が直哉の病室に来た。

 

「直哉君大変だよ」

 

そしてのどかが話し出す。

 

 

「う、この嫌な感じは、降魔かも」

 

その時融合世界ののどかかが何かを感じた。

 

!!

 

「「「「のどかさん大丈夫ですか?」」」」

 

まなつ達が融合世界ののどかを心配する。

 

「大丈夫だよ。少し嫌な力を感じたからね」

 

!!

 

「「それってまさか」のどかっちそれは降魔の力?」

 

融合世界のちゆとひなたが融合世界ののどかに聞く。

 

「うんその可能性が高いかも」

 

「「「なら狙いは・・・さくらさん?」」」

 

原作世界ののどか達が言う。

 

のどかが直哉に話をしている頃まなつ達は

 

「ねえ、のどかさん直哉さんの状況見えてるのかな?」

 

 

「あえてスルーしてると思うよ、私達も直哉さんがちゃんと休息取らないの見てるでしょう」

 

みのりが言う。

 

「「「「成程」」」」

 

 

「付き合いが長いからこそ、直哉さんが拘束されていても普通に会話してるんだな」

 

「ええ――それって大変じゃないですか。アスミさんこの拘束を取ってください」

 

「駄目ですよ」

 

「休息をちゃんと取りましょう」

 

「でもさくらさんが・・・」

 

「あ、ちゆちゃんさくらさんはどうなった?」

 

「のどか、とりあえず戦闘はしてたみたいだけど、今は安全だと思う所に、さくらさんといるわ」

 

「だってさ直哉君」

 

「ぐっ・・・行動が早くなりましたね。のどかさん」

 

「「「凄い直哉さんの逃げ道を完全に塞いだ」」」

 

まなつとさんごとローラが言う。

 

「早いな」

 

「直哉さんの行動パターンを知ってるからだと思う」

 

「その通りだよ直哉っちは、のどかっちより頑固だからね」

 

「「「「「そうなんですね」」」」そうなのね」

 

「わかりましたよ、休息取りますよ」

 

「「「「おおーー直哉さんが折れた」」」」

 

「「素直でよろしい」」

 

「融合世界の直哉君が戻って来たと言う事で来てみたけど、君その恰好は何だい」

 

そう言いながら、佐谷直哉の漆黒の魂が病室に現れた。

 

「ええーーお化けーーバターン」

 

まなつは気絶した。

 

「何で来てるんだ?佐谷直哉」

 

「うーん君のお見舞いも兼ねてと、中心世界の真宮寺さくらについてかな」

 

「何がお見舞いだよ。敵なのに」

 

「酷いなあ、僕の所にも今は君と戦うなと言われてるんだから」

 

「そうなのか?それはすまん」

 

 


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