帝国華撃団の作戦当日の早朝・・・
「空中要塞武蔵に向かう手段は手に入ったが、響とワシどちらが指揮を執る?」
「それは勿論・・・米田さんしかいないですよ」
特殊遊撃部隊の皆のほとんどが、未成年ですしね」
「米田健二にばれない様に、ミカサに代わる新たな力として、紹介して下さいね」
「おいおい、いいのかよ?」
「構いませんよ3日くれたら外装を帝国華撃団仕様にするので」
「ただ、戦艦の操舵とかは別室にいる私達がしますから武蔵に突入とかは」
「成程そう言う事してくれるなら安心だな」
「ただ米田さんの命令が無ければ、私達も動けませんよ」
「わかった形式的には響の言う通りするが、場合によっては、特殊遊撃部隊のお前達の方に戻すぞ」
「わかりました。それでは3日後の早朝に米田さんはかえでさんとかすみさん以外の風組の2人を連れて赤坂にある紫藤家のお墓に来て下さい」
「ああ、わかった」
「「「米田司令ここで良いんですか?」」」
「ああ、そこで良い、かえで君。由利。椿と言ってワシもここに着いてふと3日前の事を思い出したが」
米田がそう言った直後4人はお墓型戦艦の中に入った。
「「「ええ――どういう事」」」
「私達紫藤家のお墓前にいたのに?ねえ由利さん」
「ええそうね」
「よくいらっしゃいました。米田さん、かえでさん、由利さん、椿さん」
「「ええ――響さんの声が聞こえます」聞こえる」
由利と椿は驚く。
「今から4人を私のいる場所に案内するので開いた順番通りに来て下さい」
そして響の道案内が始まった。
暫くして・・・
「皆さんお疲れ様でした」
「響さんここは?」
「ここは、特殊遊撃部隊の万能戦艦の中ですよ。かえでさん」
「「「ええ――」」何ですって」
「「ここが戦艦の中なんて」上はお墓なのに」ありえないわ」
「まあ、皆さんがそう思うのも仕方がありません。ですがこの戦艦は一時的に、風組の皆さんに操舵をお願いしますね」
「「ええ――どうしてですか?」」
「それは・・・この戦艦が今回の空中要塞武蔵破壊作戦の帝国華撃団の母艦となるんですよ。皆さん」
「「「ええ――」」何ですって」
「「「米田司令響さんの言葉は本当ですか?」」」
「ああ、由利、椿お前達は、基本的な事を響やかすみに教えて貰え」
「「はい」」
「それで米田さん。作戦開始はいつ頃何ですか?」
響が米田に聞く。
「可能なら正午くらいに、作戦行動を開始したいと思っている」
「正午と言う事は、後7時間後ですね」
「可能か?」
「大丈夫ですよ。後花組の皆さんを乗せる時は簡易ゲートを使って大帝国劇場地下司令室とこちらの戦艦の今いる部屋への直通のゲートを作りますね」
「おお、そうかそれはありがたい」
「でも司令そうなると光武改への乗り込みはどうするんですか?」
「かえでさん。心配ないですよ。簡易ゲートの行き先は私やかすみさんで買えますから」
「成程」
「まあ皆さんが使う時はこの中だけで、お願いしますね」
「他の部屋には、特殊遊撃部隊のメンバーの私物があるので」
「「わかった」わかったわ」
「さて、米田さんとかえでさんは一度大帝国劇場に戻ってください。そろそろ皆さんが起きる時間なので」
「そうだな」
そう言って米田とかえでは一度大帝国劇場に戻った。