「私どうしたのかしら漸く本来の世界に戻れたのに・・・何なのこの気持ちは?」
「それにトワの言う通りだったわね」
ローラはその時を思い出す。
まなつ達とローラはトワの言葉に驚いていた。
「貴女達も暫く融合世界で暮らすとしても、直哉と私達の決めた事に異議を唱えるのなら罰をあたえるわよ。貴女達は今特殊遊撃部隊の臨時隊員なのでしょう」
「「ひっ」」
「謝るから許してーー」
「駄目だ許さん。これを食らいなさい」
そう言ってトワから放たれた。紫色のビームがローラに直撃した。
「きゃあああ」
「ローラ」
そして、煙が晴れるとローラの人魚の部分が無くなり、代わりに人の足になっていた。
「「ええ―ローラの足が」私の足が人間の足になってる」
「ええ、これが人魚の罰よ、融合世界関連の異世界に行く時人魚のままだと行動しにくいでしょう?」
「ちなみにこの効果は融合世界と関係しない世界つまり貴女達の世界に戻ると元に戻るわよ」
「「ええ―つまり融合世界にいる限りローラは人間なんだ」私が人間?」
回想終了・・・
「融合世界にいた時は人魚と言う事を忘れてたけど、私は人魚だったわね」
「ローラ学校行くよ」
わかったわ」
そしてまなつとローラは学校に向かった。
授業中・・・
ローラはアクアポットの中で寝ていると・・・
「プリキュア!トロピカルチェンジ!」
「レッツメイク!キャッチ!」
「フェイス!」
「ネイル!」
「ドレス!」
「ゆらめく大海原!キュアラメール!」
「ええ――何で私がプリキュアになる夢をみるの?」
ローラは自分の見た夢に驚いていた。
その頃直哉達は・・・
「さてそろそろかな?」
「何がですか?直哉」
「ああ、アスミさんいえそろそろまなつちゃん達も追加の仲間が出て来てもいい頃だと思いまして」
「「「私達で言えばアスミちゃんだよね」」」
のどかとちゆとひなたが言う。
「そうですねただ、ここで追加仲間が来ると16番目のプリキュアの世界に方が物語のスピードが少し速いと言う事になるんですけどね」
「そうなんだ」
「まあ、もう一つのすこやか市の方も基本的に融合世界のすこやか市とリンクしているので仕方ない部分もありますけどね」
「ただ心配なのは、ローラさんです」
「あ、そうかローラはトワさんの力で人間として生活してたね」
「そうです響さん。人間でも一度覚えた楽しみやアイテムを使わないで生活をしろと言われたら素直に出来ますか?」
「「「「それは・・・」」」私には無理」
ゴン
「あいたー―何するのグレ響」
「太陽少しは悩め!!」
「そういう事です。ローラさんにとっては念願の帰還の筈ですがね」
「「「ああそっか、融合世界では、人間として生活していたから」」なおの事ローラさんは人間になりたいと言う気持ちがあったのなら・・・」
「そうです。ローラさんの夢をトワが偶然にも叶えてしまったと言う事になります」
「まあ、偶然とはいえ怖いですね」
「後は、あとまわしの魔女の配下達がそろそろアクアポットを狙う可能性がありますね」
「「「「アクアポットを?」」」」
響とのどか達が直哉に聞く。
「はいそうです」
その頃学校帰りのまなつ達は・・・
「・・・ねえ皆今から直哉の家に行かない?」
「珍しいねローラが直哉さんに会いたいなんて」
「いいよ私は、さんごもいい?」
「いいよ」
「みのりん先輩とあすか先輩は?」
「うん良いお礼を言いたいし」
「だな、経緯はどうであれ元の世界に連れて来てくれたからな」
そしてまなつ達は全員で直哉の家に向かった。