「あ、そう言えばあのヤラネーダローラがアクアポットを使うのを待っていたような気がする」
「「「あっそう言えば」」」
みのりの答えにまなつとさんごとあすかが同意をする。
「もしかしてあとまわしの魔女の配下達の狙いはアクアポットか?」
「確かに私達は、ローラがアクアポットを使わないと奪われたやる気を取り戻せないよ」
「その可能性が高いね恐らく」
「直哉さんありがとうございます。私達はローラを助けに行ってきます」
「頑張ってまなつちゃん達」
「「「「はい」」」」
そう言ってまなつ達は直哉の家を出て、ローラを助ける為に動きだした。
「さて、のどかさん達と一緒にまなつちゃん達の勇姿でも見ようかな?」
ビービービー
「うん、通信室からだ」
そう言って直哉はのどか達の所に行く前に通信室に向かった。
通信室・・・
「もしもし」
「おう直哉かすまんが今すぐ、融合世界内部のシンフォギア世界と友好世界のゼムリア大陸に至急行ってくれ」
「ええ、どういう事ですかレイさん」
直哉がレイに聞く。
「恐らくだが・・・」
融合世界全ての世界で大地震が起こりその地震により、偽りの魔神器による封印の影響を受けた大神一郎を乗せた船と16番目のプリキュアの世界が、もう一つのすこやか市に隣接する形で出現したのだった。
その後大神一郎は、真宮寺さくらによって封印を解除され、さくらの希望により何事もなく。特殊遊撃部隊により大神と船は中心世界に戻り、中心世界の巴里に向かう航海を続けるのだった
そしてこの地震は、融合世界の内部の世界にも新たな変化をもたらす事になる事を、トワ達もそして特殊遊撃部隊も知る事は現時点では無かった。
「大神を助けた直後に起きた大地震により各世界を繋げていた不具合によりシンフォギアには大量のメガビョーゲンが出現している。そして、ゼムリア大陸には降魔とノイズが大量に出現している」
「ええ――」
シンフォギア世界と、ゼムリア大陸にノイズとメガビョーゲンがですか?」
「ああ、シンフォギア世界の方は、フィーネが研究していた亜種型だがな」
「成程なら、ゼムリア大陸にいるのはワイズマンですか?」
「そういう事だ。直哉」
「なら先に向かうのは、ゼムリア大陸ですか?」
「いや、亜種型メガビョーゲンが優先だ。シンフォギア世界に亜種型メガビョーゲンを研究させるわけにはいかんからな。ゼムリア大陸の方はエステルやシャーリィや結社の一部が食い止めてるから多少はいいが、ワイズマンのメガビョーゲンが動き出す前に、シンフォギア世界の亜種型メガビョーゲンを倒してほしいと言うのが自分とトワの考えだ」
「まなつちゃん達の状況観察は、飛鳥ちゃんにやらせるんですね?」
「ああ、お前達は通信終了後シンフォギア世界に家ごと転移をしてくれ」
「わかりました」
そして直哉はレイの通信後、家の中にある転移装置を起動し、シンフォギア世界に転移をしたのだった。
その直後2人の響とのどか達は夕食の買い物に行こうとした時弦間を出た直後大量の亜種型メガビョーゲンを見てしまった。
「「「「「「ええ――」」」」」」
そして2人の響とのどか達は慌てて直哉のいる居間に戻って来た。